mitorizは7月29日、「お盆休み・夏季休暇に関する調査」の結果を発表した。調査は7月11日~7月14日、消費者購買行動データサービス「Point of Buy」会員3,003人(20代~50代)を対象にインターネットで行われた。

連休取得の予定日数は「9連休」が12.5%で最多

  • 夏季休暇(お盆)の連休取得予定

回答者の中で、会社に勤めている1,501人を対象に「夏季休暇(お盆)の連休取得予定」を調査した。最も多かったのは「9連休(12.5%)」となり、次いで「5連休(11.3%)」「3連休(11.0%)」と続いた。2023年の調査では最も多かった5連休は16.6%から11.3%に減少し、また「連休はない」と回答した人が2023年の24.3%から30.3%に増加している。

夏季休暇を"うれしい"と感じている人は56.2%

  • 夏季休暇(お盆)をどう感じているのか

「夏季休暇(お盆)をどう感じているのか」を調査した。「とてもうれしい(20.2%)」「ややうれしい(36.0%)」を合わせ、うれしいと感じている人が56.2%で過半数を超えたが、2023年と比較すると10%以上減少している。昨年は新型コロナウイルスが5類に移行した後の最初の夏季休暇であったため、期待感からうれしいと感じた人が多く、今年はその反動で減少している可能性が考えられる。

夏季休暇がうれしい理由は「家族と過ごす時間が増えるから」が最多

  • 夏季休暇(お盆)がうれしい理由

夏季休暇(お盆)がうれしいと回答した人に理由を尋ねたところ「家族と過ごす時間が増えるから(42.2%)」が最多で、2023年より15.2%増となった。「ゆっくりと身体を休めることができるから」も40.2%と多く回答されているが、やや減少している。新型コロナ関連の制限緩和も21.4%と大幅に減少しており、新型コロナの影響を懸念している人が減っている様子がわかる。

夏季休暇がうれしくない理由は「どこにいっても混雑しそう」が最多

  • 夏季休暇(お盆)がうれしくない理由

夏季休暇(お盆)がうれしくないと回答した人を対象に理由を尋ねたところ「どこに行っても混雑しそうだから(32.3%)」が最多となり、2023年より3.8%増という結果となった。「交通が混雑するから(22.5%)」も同様に2.9%増となっており、個別のコメントでも「インバウンド増加でどこも混みそうなので外出は控える」といった趣旨のものが多数あげられていた。

夏季休暇の過ごし方は「何もせずゆっくり」が最多

  • 夏季休暇(お盆)の過ごし方

「夏季休暇(お盆)の過ごし方」を調査したところ、2023年と同様に「何もせずゆっくり過ごす(45.1%)」が最多となり、4.3%増加している。2023年と比べて全体的に数値が上昇しており、大型連休に向けて予定を立てている人、時間の使い方を決めている人が多いことがわかる。

夏季休暇の予算は5,000円未満が29.4%で最多

  • 夏季休暇(お盆)の予算

「夏季休暇(お盆)の予算」を調査したところ、最も多い回答は「5,000円未満(29.6%)」となり、2023年よりも6.0%増となった。2023年と比較して20,000円未満が増加している一方で、20,000円以上は軒並み減少しており、物価高の影響もあってか、2024年の連休に向けた予算は縮小傾向にあるようだ。

夏季休暇に向け購入を検討しているものは「贈答用のお菓子・食品」が最多

  • 夏季休暇(お盆)に向け購入を検討しているもの

「夏季休暇(お盆)に向けて購入を検討しているもの」を調査したところ「贈答用のお菓子・食品(11.3%)」が最多で、2023年から6.0%増加している。UV関連・日焼け止め、熱中症予防対策商品、虫よけ関連などが昨年から3~6%増加しているのをはじめ、全体的に上昇している傾向がみられた。