アイドルグループ・乃木坂46の岩本蓮加、俳優の竹財輝之助が18日、大阪・カンテレ本社で行われたW主演ドラマ『そんな家族なら捨てちゃえば?』(18日スタート 毎週木曜24:25〜※関西ローカルで地上波放送、DMM TVで独占配信)の取材会に出席した。

  • 岩本蓮加、竹財輝之助

    左から岩本蓮加、竹財輝之助

岩本蓮加&竹財輝之助W主演『そんな家族なら捨てちゃえば?』

本作は、カンテレと動画配信サービスのDMM TVがコラボした“リベンジ・復讐”がテーマのドラマ企画の第3弾。村上渉氏の同名のコミックを原作に、“家中に貼られたテープを越えてはいけない”というルールによって家庭内で孤独な生活を強いられている男・篠谷令太郎(竹財)と、異様なルールの秘密を“家族のクイズ”として解き明かそうとする娘・一花(岩本)が家族の再生を目指す姿を描く。

ドラマの舞台は、床や階段、テーブルの上に至るまで、空間を真っ二つに分断するテープがいたるところに貼られた家。その中で行動を制限された令太郎が、まるでそこにいないかのように妻子に無視され、口も利いてもらえないという不思議なシチュエーションとあり、「ドラマを観た人がどんな反応をされるのかと、今からワクワクしてます」と岩本。竹財は、脚本を読んだときの最初の印象を「カオスじゃないか! と思った」と振り返り、「みなさんがこの話をどう受け取ってくださるのか心配(笑)」と1話の放送を控えた心境を明かした。

役どころや現場の雰囲気語る

岩本は、本作が連続ドラマ初主演。自身の明るいキャラクターとは異なる、他人と積極的に関わることができない高校生を演じる。岩本は「すべてが難しかった。家族にあまりにも大きな問題を抱えた高校生をどう表現したらいいのか、想像もつかなくて」と役作りの苦労を明かしながらも、「私自身も実は難しい性格。明るいように見えて、人と関わることがちょっと難しいなと思うこともある」と役柄に共感。「最初からイメージを決めず、撮影を重ねるごとに一花ちゃんを理解しようと心がけました」と話した。

一方、家族に阻害され続ける父親を演じた竹財は、「本番では、本当に誰も目を合わせてくれない。“何やってるんだろ、俺”って思ってましたね(笑)」と撮影中に覚えたという孤独感を吐露。「令太郎がなぜテープで区切られた中しか移動できないのか? 過去に何をしてきたのかが徐々に明らかになっていくので、楽しみにしてほしいです」と作品の見どころをアピールした。

コミュニケーションのない父娘を演じた2人。カメラが止まると和やかに会話することはあったものの、「正直、あんまり会話してないんですよね」と竹財が打ち明けて岩本を爆笑させる一幕も。岩本は20歳、竹財は44歳と年の差があるため、「“ジェネギャ(ジェネレーションギャップ)”を感じていた」らしく、岩本ら若い世代キャストがにぎやかにおしゃべりを楽しんでいるのを「ずっと眺めていた」という。

そんな竹財のぶっちゃけ話を受け、岩本も裏話を暴露。大変な撮影が深夜にまでおよんだ日、現場を盛り上げようと、若いキャストが全員で楽しめるゲームを仕掛けたところ、竹財だけ「乗ってくれなかった」という。これに「僕はあんな時間に元気な話はできない。もう眠いんだから勘弁してくれよ! 大変なんだよ、おじちゃんは! と思ってました(笑)」と本音を明かして笑いを誘っていた。