連日、熱中症で搬送されたというニュースを耳にします。教育現場ではもちろんのこと、あらゆるシーンで熱中症対策が求められる今、どう対策すればいいのか分からない人もいるのではないでしょうか?

そこで紹介したいのが、文科省が公開している「学校における熱中症対策チェックリスト」です。

マイナビ学生の窓口に所属するZ世代の大学生「トレンドリサーチャー」が注目するニュースを紹介します!

  • 文科省「学校における熱中症対策チェックリスト」

    文科省「学校における熱中症対策チェックリスト」

熱中症を防ぐ準備とポイント

文科省がまとめたリストによると、熱中症対策は「環境を整備すること」からスタート。暑さ指数を常に把握できる環境や、水分補給・休憩場所の確保など、全12項目。学校での活動を基本としたリストですが、これだけではありません。

ほかに、「児童生徒等への指導等」のリストが9項目と、「活動中・活動直後の留意点」が8項目。

  • 文科省「学校における熱中症対策チェックリスト」

    文科省「学校における熱中症対策チェックリスト」

全部で29項目。結構なボリュームですね。一つひとつは短い文章かもしれませんが、これを実際に整備して、周知して、動いてとなると、教育現場はやっぱり大変ですね。しかし、今や熱中症対策が求められるのは教育現場に限ったことではありません。

フェスやお祭り、スポーツ大会などの大規模イベントでは、主催者側に同様の対策が求められるでしょう。大規模イベントの場合、企業や専門の団体が主催するケースが多いので、すでにマニュアルも対策もできているかもしれませんが、町内会などで開催されるお祭りや、地域のスポーツイベントなど、小さなコミュニティが開催するイベントではどうでしょうか?

いざ、イベントを主催・監督する立場になった時に「何からはじめれば?」「何をすれば?」と迷う方も多いと思います。また、家庭でもお子さんの体調の変化に気を配ったり、水分や冷却グッズなどを持たせたりなどの対策や、家族でのレジャーでも注意は必要です。

そんな時、このチェックリストを参考にしてみてはいかがでしょうか? 全てが当てはまるわけではないと思いますが、やれることはやっておきたいですね。

トレンドリサーチャー: 吉田晴音
文:CHIGAKO
編集:マイナビニュース ワーク&ライフ編集部