三井不動産はこのほど、オーストラリアの現地法人を通じてマーバック社が推進している高層オフィスビル「(仮称)55 Pitt Street」の開発事業へメジャーシェアでの事業参画を決定し、同社との間で共同事業契約を締結したことを発表した。

  • 「(仮称)55 Pitt Street」イメージ

同物件は、高性能技術を取り入れた環境配慮型オフィスビルで、2027年中の竣工を予定している。シドニーCBDの中心地であるコアエリアに位置し、同エリア最大規模のオフィスビルとなる見込みとのこと。

また、オーストラリアにおけるサステナビリティ認証の「Green Star」にて最高値である6つ星を取得予定となっている。

同社では、2019年に現地法人を設立して以降、シドニー近郊の住宅分譲事業「MAC」参画を皮切りに、オーストラリアで事業を推進してきている。

今年4月に策定したグループ長期経営方針「& INNOVATION 2030」では、同国を重点投資エリアと位置付けた。

今回の参画を通じて同国における事業拡大を目指し、同社およびマーバック社の商品企画力・事業推進力を融合させたオフィスビルの開発を推進していく。