リクルートは7月3日、「じゃらん 地底で出合える異世界絶景ランキング」を発表した。調査は2024年5月22日~5月24日、47都道府県在住の20代~50代1,063名を対象にインターネットで行われた。

  • じゃらん 地底で出合える異世界絶景ランキング

1位に選ばれたのは、埼玉県の「首都圏外郭放水路」だった。神秘的な雰囲気から"まるで地下神殿"といわれる「調圧水槽」は、国土交通省が管理する洪水対策のための地下放水路。そのほか、数々のロケ地としても使用された施設内では、圧倒的な迫力の巨大竪穴「第一立坑」やポンプ室など全4コースの見学会(要予約)を実施している。地下とは思えない巨大な柱と、広大な空間が織りなす荘厳な佇まいを体感できる。

  • 1位「首都圏外郭放水路」(埼玉県)

2位には千葉県「波佐間海中公園」が選ばれた。房総半島の南端・千葉県館山市にあり、都内から約2時間というロケーションにある、初心者からベテランまで楽しめるダイビングスポット。世界で唯一海底に鎮座する神社には、高さ4mの大鳥居があり、人懐っこいコブダイやマンボウをはじめとするさまざまな魚が群れ集う波左間の海で海中探索が楽しめる。

  • 2位「波佐間海中公園」(千葉県)

3位には岩手県の「龍泉洞」がランクイン。総延長は判明しているところで4,088m、発見された地底湖は8つ、現在も調査継続中という日本有数の鍾乳洞。長い時間をかけて生まれた芸術品のような鍾乳石が広がる。一番の見どころは、水の透明度の高さから"ドラゴンブルー"と称され深い青色に輝く地底湖。約270段の階段を進んで「第一地底湖展望台」まで行くと、地底湖を上からのぞき込むことができる。

  • 3位「龍泉洞」(岩手県)

4位は大分県の「稲積水中鍾乳洞」。3億年前の古生代に形成され、鍾乳石や珊瑚石などが数多く見られる世界的にも珍しい水中鍾乳洞で、洞内の気温は年中16度。ブルーにライトアップされた「青い回廊」は幻想的で、まるで異空間に迷い込んだような感覚に浸れる。そのほか、シュノーケリングやアウトドアサウナなどのアクティビティもあり、洞窟でととのう体験がかなう。

  • 4位「稲積水中鍾乳洞」(大分県)

5位は静岡県の「天窓洞」。堂ヶ島にある白い凝灰岩にできた海蝕トンネル。遊覧船で入り天井が丸く抜け落ちた天窓まで進むと、暗い洞窟の中に光が差し込み、水面がブルーやグリーンの美しい色彩を放つ。天窓洞の上には堂ヶ島公園内の遊歩道があり、天窓の下を通る遊覧船を真上から見ることもできる。春から秋のお昼前後が特にきれいに見えるのでおすすめだとか。

  • 5位「天窓洞」(静岡県)

6位は山梨県の「鳴沢氷穴」。富士山の火山活動でできた洞窟で、夏でも平均気温3度とまるで天然の冷蔵庫のようなスポット。総延長153mの竪穴式洞窟は1周約15分で巡れる。冬の間にできた氷柱や天然氷、溶岩流が創り出した不思議な空間に、自然の神秘が感じられる。天井の低い箇所や階段のアップダウンもあり、冒険気分で、手軽に洞窟探検が楽しめる。

  • 6位「鳴沢氷穴」(山梨県)

7位は岐阜県の「飛騨大鍾乳洞」。白くて繊細な鍾乳石の美しさに魅せられる鍾乳洞で、標高900mに位置し、内部の温度は夏でも12度と涼しいところが魅力。全長800mの洞内には、長い時をかけてつくられた鍾乳石が幻想的な空間を織りなす。青く照らされた地下水と美しい鍾乳石が印象的な「竜宮の夜景」は、まるで物語の世界に入り込んだような感覚が味わえる。

  • 7位「飛騨大鍾乳洞」(岐阜県)

8位は奈良県の「面不動鍾乳洞」。平均気温10度と暑い日でも過ごしやすい鍾乳洞で、奈良県の特別天然記念物の指定を受けたスポット。天井から伸びた「ストロー」と呼ばれる鍾乳石は、中に水が流れており、1滴1滴床に落ちる様が神秘的。鍾乳洞までは「ドロッコ」という愛称のモノレールで行くこともでき、探検気分を堪能できる。

  • 8位「面不動鍾乳洞」(奈良県)

9位は三重県の「ガマの口」。リアス式海岸特有の奇岩、巨岩を見ることができる熊野市の海岸線で出合える大きな洞窟の穴。太陽の位置によって洞窟内の海の色が青やエメラルドグリーンに輝く、青い空と海が一体化した景色が広がる。海上からしか見ることができないため遊覧船に乗れば、洞窟をはじめとする、断崖絶壁や大岩壁などの迫力ある絶景も楽しめる。

  • 9位「ガマの口」(三重県)

10位は福島県の「あぶくま洞」。さまざまな種類の鍾乳石が続く公開部600mのあぶくま洞。高さ約29mにおよぶ洞内最大のホール「滝根御殿」や、調光システムを導入した「月の世界」など見所も満載。狭い所を通り抜けたり、丸太のはしごや飛び石を渡ったりと、スリル満点な「探検コース」も。

  • 10位「あぶくま洞」(福島県)