女優の桜田ひよりが主演を務めるカンテレ・フジテレビ系ドラマ『あの子の子ども』(毎週火曜23:00~)第2話が、きょう2日に放送される。

  • 左から細田佳央太、桜田ひより=カンテレ提供

■桜田ひより×細田佳央太『あの子の子ども』

第47回講談社漫画賞・少女部門(23年度)を受賞した蒼井まもる氏の同名少女漫画を原作とし、“高校生の妊娠”をテーマに、妊娠が発覚したことで日常がガラリと変わってしまった高校2年生カップルの姿を描いた今作。桜田が主人公の川上福を、細田佳央太が福の幼なじみで恋人の宝を演じる。

■病院に行けなかったことを宝に言えない福

第1話では、高校2年生になった春、事後に避妊具が破れていることに気が付いた二人。福は病院にアフターピルをもらいに行こうとするも、 “親に連絡が行くかもしれない”、“学校にバレるかもしれない”という恐怖と後ろめたさから、一度はクリニックを訪れたものの、結局受診することができなかった。再び別の産婦人科を探すも、世間は連休中でどこも休診。一方、所属する陸上部の地区予選に臨んだ宝は、福を1人で病院へ行かせてしまった罪悪感を拭い去ることができず、試合中も福が無事に受診できたかどうか気になっていた。しかし、それをはっきり確かめる勇気はなく、試合後のやりとりで、福が予定どおり翌日から帰省すると知り、安堵する。

やがて連休が終わり、それまでと変わらない生活を送る福。しかし、病院に行けなかったことを宝に言わずじまいだったため、頭の中は不安で埋めつくされ、心から笑うことができない。するとそんな福の様子にいち早く気づいた人物がいて……。それぞれが不安に押しつぶされそうになりながらも、「大丈夫。私たちに特別なことなんて起こらない」そう願う二人の行方は。

【編集部MEMO】
そのほか『あの子の子ども』では、茅島みずきが福のクラスメイトで親友の矢沢望を、JO1の河野純喜が矢沢に思いを寄せる飯田智宏を、前田旺志郎が宝の陸上部仲間の笹部隼人を、野村康太が福の兄で大学3年生の川上幸を、橋本淳が福の高校の担任教師・沖田侑斗を、野間口徹が福の父親・川上慶を、美村里江が宝の母で介護士の月島直実を、石田ひかりが福の母親・川上晴美を演じる。