JR西日本は25日、鉄道駅バリアフリー料金制度を活用し、整備を進めていた西九条駅1番のりばの「改良型可動式ホーム柵」について、6月28日始発から使用開始すると発表した。

  • 可動部に開口を設けた改良型可動式ホーム柵

今回設置した「改良型可動式ホーム柵」は、可動部に開口部を設けるとともに構造を見直して軽量化を図り、安全機能を維持しつつ、風を受ける面積と重量をどちらも従来の約3分の2に減らした点が特徴となる。

これにより、ホーム柵の土台となるホームの補強を軽減でき、ホーム柵の整備を早めることが可能だという。大阪環状線の西九条駅と弁天町駅において、今年度中に全のりばでホーム柵の整備完了をめざすとしている。

  • 改良型可動式ホーム柵の開閉イメージ

  • ホーム端への「くし状ゴム」設置イメージ

ホーム柵の使用開始に合わせ、大阪環状線・JRゆめ咲線(桜島線)の車両323系を対象に、1号車3番ドアと5・8号車1番ドアの乗降口(ホーム端)に「くし状ゴム」を設置。ホームと車両の段差・隙間の縮小も図る。