三菱自動車、デリカミニとeKスペースを一部改良。セキュリティ強化等最新の法規に適合

三菱自動車工業(以下、三菱自動車)は、軽スーパーハイトワゴン「デリカミニ」および「eKスペース」を一部改良し、2024年6月20日より全国の三菱自動車系列販売店で販売を開始した。

価格はデリカミニが183万7000〜227万1500円、eKスペースが158万700〜182万6000円。

【画像】一部改良を実施したデリカミニとeKワゴン

今回のおもな改良点は、自動車のコネクティッド化によるサイバー攻撃のリスク増加にあわせ、サイバーセキュリティに関わるソフトウェアのプログラムを変更し、最新の法規に適合させた。

また、eKスペースのボディカラーに、2トーンのライラックピンクメタリック/ホワイトソリッドを新たに追加、モノトーン7色と2トーン4色の全11色をラインアップする。

デリカミニは上級仕様のターボ&4WDモデルが好評

今回の一部改良の発表にあわせ、発売から1年を経過したデリカミニについて、これまでの販売状況も公開した。

デリカミニは2023年5月の発売から1年で、累計約4万4000台を販売。累計受注台数は5万台を超えているということで、目下好調な売れ行きを見せているようだ。

その打ち分けは、まず、人気グレードで見てみると、ターボモデルのTプレミアムが62%、NAのGプレミアムが29%と9割以上の人がプレミアムグレードを選択している。以下、Gが5%、Tが4%となっている。

 

駆動方式別では、なんと4WDを選択した人が51%と僅差ではあるがFF(49%)を上まわっている。これはデリカミニの「カッコかわいい」デザインや「アウトドア×4WD」といったイメージが奏功していることがうかがえる。また、4WDモデルは165/60R15サイズの大径タイヤが専用装備され、ショックアブソーバーも専用チューンが施されており、アウトドアユースでの安心感や快適な走行性能なども重視された結果ではなかろうか。

なお、主要ボディカラーの構成比は以下のとおり。

アッシュグリーンメタリック/ブラックマイカ…17%

アッシュグリーンメタリック…17%

ホワイトパール…12%

ナチュラルアイボリーメタリック…9%

ホワイトパール/ブラックマイカ…8%

[バリエーションと価格]

■デリカミニ

〈FF・660cc直3ターボ+モーター・7速CVT〉

Tプレミアム…210万7600円

T…191万4000円

〈FF・660cc直3+モーター・CVT〉

Gプレミアム…201万8500円

G…183万7000円

〈4WD・660cc直3ターボ+モーター・7速CVT〉

Tプレミアム…227万1500円

T…212万5200円

〈4WD・660cc直3+モーター・CVT〉

Gプレミアム…218万2400円

■eKスペース

〈FF・660cc直3+モーター・CVT〉

G…169万4000円

M…158万700円

〈4WD・660cc直3+モーター・CVT〉

G…182万6000円

M…171万2700円

〈文=ドライバーWeb編集部〉