MS-Japanが運営する「MS Career(エムエスキャリア)」は、「退職代行の知名度・イメージ調査」結果を6月11日に発表した。同調査は2024年5月11日~5月19日の期間、全国の管理部門・士業425名を対象に、インターネットを用いて行われた。

  • 退職代行サービスの知名度は92.0%

退職代行を知っているか聞いたところ、「サービス内容を知っている」人は66.8%、「聞いたことがあるが、サービス内容は知らない」が25.2%で、「退職代行」サービスの知名度は92.0%となった。

職種別では、「人事」が最も高い結果となった。

  • 退職代行のイメージは?年齢が上がるにつれて慎重な姿勢が明らかに

退職代行のイメージ調査では、「サポート範囲が気になる」が27.8%、「いざという時に役に立ちそう」が27.3%、「個人情報の扱いが不安」が25.6%と三極化した。

退職代行のイメージを、年代別にランキング形式でまとめたところ、20・30代と40代では「いざという時に役に立ちそう」が1位にランクインしている。

50代以上では「サポート範囲が気になる」が1位だが、2位以下に「個人情報の扱いが不安」や「信用できない」がランクインするなど、慎重な姿勢であることが分かる。

  • 退職代行の利用者はわずか1.6%!50代以上では1%以下に

実際に退職代行を利用したことがある人は、全体のわずか1.6%となった。年代別に見ると、20・30代では3.6%、50代以上では0.7%と、年齢が上がるに伴って利用率が下がっていくことが分かる。

また、退職代行を利用してみたいか聞いたところ、「積極的に利用したい」が0.5%、「機会があれば利用したい」が13.4%であり、利用に前向きな姿勢は少数派であることが分かる。

職種別に分類すると、利用したいと回答した割合が最も高い職種は、「経理」の23.0%だった。