日本財団は6月10日、「皇室」「就職」をテーマに実施した、64回目の18歳意識調査の結果を発表した。同調査は、2024年5月17日から18日の期間、全国の17歳~19歳男女1,000人を対象にインターネットで行ったもの。

  • 皇室への関心

はじめに、皇室への関心についてを調査。44%が皇室に「関心がある」「どちらかと言えば関心がある」と回答、皇室に対する親しみに関しても47%が「持っている」という結果に。

皇室関連情報への接触について聞いたところ、皇室の方々の公務の様子を伝えるテレビの報道番組・ワイドショーが60%を超えたという。

「皇室に関心がない」と答えた若者(56%)に、どのような取り組みがあれば関心が高まると思うか尋ねたところ、「自身の年齢が近い皇室の方々」、あるいは「天皇皇后両陛下」によるSNSでの発信が上位を占めたという。

  • 「配属ガチャ」に対する心配

就職を予定する学生に対し、配属先や勤務地、部署などが分からない状況を表現する「配属ガチャ」などについて尋ねると、7割強が「『配属ガチャ』は心配」と答えているほか、配属後、自分の希望と異なる事項があった場合の対応では7割弱が「希望と違ってもなるべく頑張って働く」とする一方、2割は「転職する」と答えた。

  • 「退職代行サービス」の必要性

昨今話題の退職代行サービスについても質問したところ、利用者が増加した背景には「利用せざるを得ない環境に置いた企業側に問題があると思う」との回答が7割近くを占めた。