地域コミュニティアプリ「ピアッザ」を運営するPIAZZAは、「孤育てに関するアンケート」調査の結果を5月8日に発表した。調査は2024年3月25日〜4月5日の期間、子育て中および子育て経験者の「ピアッザ」ユーザー男女998名を対象に行われた。
はじめに、子育て中に孤立や孤独を感じたことがあるかを聞くと、女性の74.2%が「孤独を感じたことがある(よく感じる+ときどき感じる)」と回答。孤独を感じたことがある男性の35.5%と比べて、2.1倍も孤独を感じていることがわかった。
職業別で見ると、子育てで孤独を感じたことがあると回答する人は専業主婦(主夫)で特に高く、全体平均67.1%と比べて10.85ptも高い78.0%だった。
孤独を感じたことがある人に、子どもの年齢がいくつの頃に孤独を感じたのかを聞くと、割合が高いのは「新生児〜未就学児の頃」で、特に第一子が「0歳」のときは57.9%の人が孤独を感じていたことが明らかに。
子どもが大きくなるにつれて孤独を感じる機会は減少するが、子どもの人数に関わらず、子どもが0歳の頃は孤独を感じやすい傾向にあることがわかった。
どんなときに孤独を感じるかについては、男女ともに「子どもと二人きりでいる」ときが最も多く、女性は59.4%、男性は47.5%だった。男女間で孤独を感じる瞬間に違いがあるかを調べると、約半数の女性が孤独を感じると回答した「大人と話す機会がない」(48.8%)は、男性(21.3%)よりも27.5pt高く、2.3倍もの意識差があった。
孤独を感じた際に効果のあった対処法を尋ねたところ、半数以上の女性は「おでかけをする」(53.8%)、「子育て中の人と話す」(50.5%)と回答。一方、男性は「パートナーと話す」(47.5%)が最も多い結果になった。
子育て中に孤独を感じたことがない人に、その理由を尋ねたところ、男女ともに6割以上が「パートナーが協力的」だと回答した。次いで、女性は「親(義親)・兄弟が支えてくれる」(42.8%)、男性は「自分の時間が持てている」(33.3%)が続いた。
男女間で特に大きな意識差が見られたのは「心を許せる子育て仲間がいる」ことで、男性が6.3%であるのに対し、女性は38.5%と男性の6.1倍となった。
最後に、子育てに関して頼れる存在について尋ねたところ、子育てで頼れる家族は「パートナー」が最多で、女性は74.3%、男性は79.7%だった。
家族以外で子育てに関して頼れる人については、「保育園・幼稚園・学校の先生」(45.6%)だった。一方、子育てで頼れたらうれしい人では、女性1位は52.1%が回答した「行政のサービス(ファミリーサポートなど)」という結果に。男性1位は「ご近所の人」(40.7%)だった。