WeCapitalは、「年金への期待」に関する意識調査結果を5月7日に発表した。同調査は、2024年4月4日~5日の期間、全国の20代~50代の男女1,005人を対象にインターネットを用いて行われた。

  • 年金に期待していない!?年金引き上げの認知率は3割に届かず

2024年の4月以降、年金が上乗せ(=新年度の年金支給額が2.7%引き上げ)されることを知っているか質問したところ、7割以上が「いいえ」(74.7%)と回答した。

そこで、将来、受け取ることのできる年金にどのくらい期待しているか聞いたところ、「とても期待している」(6.5%)、「ある程度期待している」(15.9%)、「あまり期待していない」(42.1%)、「全く期待していない」(35.5%)と回答した。

  • 大事なのは「今」使えるお金?それとも「未来」のお金?

“今”のお金と“未来”のお金、どちらのほうが大事だと思うか調査したところ、「今のお金」(21.5%)、「どちらかと言うと今のお金」(31.0%)を合計すると、過半数が今のお金のほうが大事だと考える傾向にあった。

  • 今のお金と未来のお金、それぞれに大事だと思う理由を聞いてみました

前述の質問で「今のお金」「どちらかと言うと今のお金」と回答した人に、“今”のお金が大事な理由を尋ねたところ、「生活水準をあげたいから」(39.3%)が最多で、次に「趣味や好きなことに使いたいから」(35.9%)、「旅行に行きたいから」(19.2%)と続いた。

一方、「どちらかと言うと未来のお金」「未来のお金」と回答した人に、“未来”のお金が大事な理由を聞いたところ、「老後が不安だから」(68.8%)が最多で、「病気・介護に備えるため」(25.3%)、「生活水準を維持するため」(20.3%)と続いた。

最後に、1年以内や数年程度の期間、固定利回りで投資できるなら行いたいか質問したところ、「はい」(44.3%)、「いいえ」(55.7%)となった。