2024JリーグYBCルヴァンカップ・1stラウンド2回戦の合計9試合が24日に行われた。
今シーズンから大会方式が大幅に変更となるJリーグYBCルヴァンカップ。参加クラブはJ1、J2、J3に所属する全60クラブに拡大され、ノックアウト方式による『1stラウンド』、『プレーオフラウンド』、『プライムラウンド』の3ラウンド構成で大会が進行されることになった。
1stラウンドには、AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)ノックアウトステージに進出した3クラブ(横浜F・マリノス、川崎フロンターレ、ヴァンフォーレ甲府)を除いた57クラブが参加。10グループに分かれて、1試合制のノックアウト方式による各トーナメントを実施し、勝ち上がった10クラブがプレーオフラウンドへ進出する。2回戦には1回戦を突破したクラブのほか、J1の18クラブと、J2の横浜FCと清水エスパルスが参戦する。
ガンバ大阪と対戦したFC琉球は、43分に富所悠がボックス手前中央から強烈なミドルシュートを突き刺し先手を取る。49分に鈴木徳真に同点ゴールを献上するも、76分に相手DFラインの背後に抜け出した白井陽斗がGK一森純との1対1を制して勝ち越しに成功した。その後はG大阪の反撃を許さず、試合はこのまま2-1で終了。J3の琉球がJ1のG大阪を下して3回戦へ駒を進めた。
琉球と同じくJ3のAC長野パルセイロは京都サンガF.C.と対戦。飯田陸斗と平賀大空のゴールで28分までに2点を先行された長野だったが、39分にアーリークロスから三田尚希のヘディングシュートで1点差に詰め寄る。83分に黒石貴哉が見事なダイレクトボレーを突き刺し同点に追い付くと、延長戦に入り109分には左CKから杉井颯が強烈なヘディングを叩き込み逆転に成功。3-2で勝利した長野が2回戦突破を決めた。
ブラウブリッツ秋田と湘南ベルマーレの一戦は、54分に福田翔生のゴールで湘南が先制するも、74分に秋田が青木翔大のミドルシュートで同点に追い付く。迎えた延長前半の97分、佐藤大樹の折り返しに小松蓮が合わせて秋田が逆転に成功。その後は湘南の反撃を凌ぎ、2-1で3回戦への切符を掴み取った。
そのほか、J3のカターレ富山はPK戦の末にJ2の清水エスパルスを撃破。サンフレッチェ広島は異なる6選手のゴールで奈良クラブに大勝した。浦和レッズは武田英寿や中島翔哉にゴールが生まれ、ガイナーレ鳥取を5-2で下している。
24日の試合結果、および5月22日に開催される3回戦の対戦カードは以下の通り。
◆◼︎2回戦・試合結果FC琉球(J3) 2-1 ガンバ大阪(J1)
奈良クラブ(J3) 0-6 サンフレッチェ広島(J1)
ザスパ群馬(J2) 1-3 柏レイソル(J1)
ブラウブリッツ秋田(J2) 2-1 湘南ベルマーレ(J1)
ファジアーノ岡山(J2) 3-3(PK戦:3-5) 横浜FC(J2)
ガイナーレ鳥取(J3) 2-5 浦和レッズ(J1)
ロアッソ熊本(J2) 0-1 サガン鳥栖(J1)
AC長野パルセイロ(J3) 3-2 京都サンガF.C.(J1)
カターレ富山(J3) 0-0(PK戦:6-5) 清水エスパルス(J2)
FC町田ゼルビア(J1) vs 鹿島アントラーズ(J1)
サンフレッチェ広島(J1) vs 東京ヴェルディ(J1)
浦和レッズ(J1) vs V・ファーレン長崎(J2)
アルビレックス新潟(J1) vs ブラウブリッツ秋田(J2)
北海道コンサドーレ札幌(J1) vs AC長野パルセイロ(J3)
アビスパ福岡(J1) vs 柏レイソル(J1)
セレッソ大阪(J1) vs FC琉球(J3)
FC東京(J1) vs サガン鳥栖(J1)
ヴィッセル神戸(J1) vs カターレ富山(J3)
名古屋グランパス(J1) vs 横浜FC(J2)