クロス・マーケティングは4月16日、「睡眠に関する調査(2024年)」の結果を発表した。調査は3月22日~23日、全国の20~69歳の男女2,500名(各年代500名)を対象にインターネットで行われた。

  • 質のよい睡眠の条件と現在の状態

    質のよい睡眠の条件と現在の状態

調査によると、「睡眠の質を(やや)よくしたいと思う」人は78%と、いずれの年代も過去3年間で最も低い結果に。

質のよい睡眠の条件について聞くと、「十分な睡眠時間がとれている」「深い眠りにつく」「朝起きた時に気分が良好である」「朝起きた時に身体が軽く感じる」が4~5割程度で上位にあがったが、自身の睡眠の現状は、上位でも1割前後ときわめて低く、理想と現実の乖離が見られた。

  • 睡眠の質をよくするために行った生活習慣

    睡眠の質をよくするために行った生活習慣

続いて、睡眠の質の向上のために実施したことを聞いたところ、1割超の人が「寝具・寝装は睡眠改善効果のあるものを使用/変えた」(15%)、「医師が処方する医薬品を飲む」(13%)、「リラックス音楽、睡眠用BGM、快眠アプリを聴く」「飲料を飲む」(10%)といった行動を行っており、今後行いたいことについてもほぼ同様の項目が上位にあがった。

一方、生活習慣では「寝る前にはものを食べない」が最多の29%。次いで「照明を消して部屋を暗くしてから眠る」(25%)、「眠る前にはカフェインやアルコールなど刺激物を摂らない」(24%)、「適度な運動をする」(22%)が2割台で上位に。今後行いたい行動でも同じ項目が上位に。

さらに、睡眠の質をよくするために食べているものを聞くと、「水・白湯」「ヨーグルト」(ともに23%)が最も多く、今後も喫食したいは2割程度。積極的に睡眠の質を上げるための行動をとっている人は、全般的に少ないことがわかった。

  • 睡眠の質がよくなったと思われる行動

    睡眠の質がよくなったと思われる行動

最後に、睡眠の質がよくなったと思われる行動を教えてもらったところ、「枕を変えた」「耳栓」「規則正しい生活をする」「運動をする」「寝る前にTVやスマホを見ない」「乳酸菌飲料や白湯を飲む」などの声があがった。