マイナビバイトは3月28日より、パート・アルバイト中の“立ちっぱなし”問題解決に向けた新プロジェクト「座ってイイッス PROJECT」を開始。独自に開発した「マイナビバイトチェア」を、同プロジェクト賛同企業に一部無償配布の上、先行して試験導入している。
3月中旬に同社が実施した実態調査によると、座っての接客が許されているアルバイトは23.3%にとどまり、アルバイトの32.2%がネガティブな方面に「業務に影響が出ている」と回答。一方で、雇用主がイスに座って接客をしても「いいと思っている」割合は73.3%。また、イスに座って接客をされることについて8割近くが「気にならない、問題はない」としており、さらに、雇用主の19.7%が、「接客中の立ち仕事からくる肉体的な要因」によるアルバイトの退職を経験していることがわかった。
そこで同社は、“座れるアルバイト”という新たな考え方を世の中に提案するべく、「座ってイイッス PROJECT」を企画。プロジェクトを通し、アルバイト中の“立ちっぱなし”問題を解決することで、働き手にとっては快適なアルバイト環境を、雇用主にとっては人材確保や定着のきっかけを提供することを目指すという。
プロジェクトでは、折りたたみチェアや会議用チェアの製造販売を行うSANKEIと共同で「マイナビバイトチェア」を製作。幅40×奥行30×高さ60/65/70/75cmのコンパクトサイズで、高さは4段階調節が可能に。業務中でも動きやすいように「立ったり座ったりしやすい」、イスを自由に動かせスペースも取らない「軽くてコンパクト」、そして好印象となるよう「姿勢よく座れる」という点にこだわったデザインとなっている。
また、プロジェクトに賛同する企業に対し、マイナビバイトチェアを一部無償で配布し、各企業にて先行して試験導入を実施している。試験導入期間は3月28日から順次~4月末を予定しており、導入企業は「エービーシー・マート」「大垣書店」「Crustプランニング(乃が美はなれ)」「トモズ」「パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(ドン・キホーテ)」「三井不動産商業マネジメント(ららぽーとTOKYO-BAY、コレド日本橋)」。
なお、特設サイトでは「マイナビバイトチェア」の導入希望企業を新規でも募っており、導入店舗の拡大を図るという。
また、「座ってイイッス PROJECT」の作り出す新しい未来の始まりを描いたプロジェクト動画が、4月2日よりYouTubeにて公開されている。