「削らず、書ける」と話題の金属でできた鉛筆を知っていますか? 少し変わった筆記用具が気になり、セリアで見つけた「メタ鉛筆」(110円)を早速試してみました。

  • セリア「メタ鉛筆」(110円)

金属でできた「メタ鉛筆」

セリアの「メタ鉛筆」は、縦16cm×横0.8cmのサイズ。"金属鉛筆"とのことで重いイメージがありましたが、女性の筆者が持っても楽に持てるぐらいとても軽くて驚きました。

  • キャップ付きで安心・安全

本体は三角形になっているため握りやすく、机の上に置いても転がっていきません。付属のキャップで芯の先を保護することができ、持ち運び時も安全です。また、本体には消しゴムが付いています。

  • 本体には消しゴム付き

さて、パッケージには、「特殊合金の強い芯で折れにくい、削らない鉛筆」と記載されていますが、その実力はいかに……!? 実際に書いてみましょう。

「メタ鉛筆」の書き心地は?

実際に文字を書いてみたところ、芯が紙に引っかかるような感覚があり、"ガリガリ"といった書き心地です。なんでも、黒鉛と合金の粒子が紙に付着し、紙との摩擦が起こることで筆記が可能になっているのだとか。

  • "ガリガリ"の書き心地が新鮮

普段なめらかに書けるペンを愛用しているせいか、やや違和感を覚えたのが正直なところ。ですが、しっかりと文字を書いていることが手に伝わる感触は初めてで新鮮でした。

芯の色は?

芯の色は2H相当となっており、とても薄いのが特徴です。ちなみに、マークシートでの使用はNGとなっているのでご注意を。

  • (左)芯の色は2H相当、(右)Bの濃さの芯で書いた文字

Bのシャープペンシルの芯で書いた文字と比べてみると、色の差は一目瞭然。図や絵を書くときなんかに、この色の薄さは重宝するかもしれません。ちなみに、書いた直後でも芯の色で手が汚れなかったのは嬉しいポイント。

「折れない」ってホント?

  • 力を込めて書いてみた。写真左が「メタ鉛筆」で書いたもの

思いきり力を込めて色を擦り出してみると、最大はHB相当の色味でした。

ここで新たな発見が! 本体を強く握りしめて力をいれても、どんな角度にしてみても、芯がびくともしないのです。とがった鉛筆やシャーペンで力強く書き進めていると、芯がポキっと折れて飛んでいくことがありますが、これならその心配はありません。

  • 本体の消しゴムで消してみた

本体に付属している消しゴムもバッチリ使えます。しっかり消せるとともに、消しカスがほどよくまとまってくれるのがありがたい。また、一般的な消しゴムで消すことも可能です!

  • さっと使いたいときに便利!

実際に使用してみたことで、折れない・削らない以外にも「手が汚れにくい」「アクション不要ですぐに書ける」といったメリットが「メタ鉛筆」には備わっていました。軽くて持ち運びにも適しているので、ちょっとメモしたい、手を汚さずに書きたいといった場面でさっと使用できるのが便利です。

ただ、マークシートを塗りつぶしたり、目立つ文字を書きたいときには向かないため、その際は一般的な鉛筆やシャープペンシルの使用をおすすめします。


勉強や仕事など、さまざまな場面で活躍してくれる新感覚の筆記用具、気になる方はぜひ試してみては?