【解説】地方版図柄入りナンバープレートに「新種」が追加になった!

■続々と増加中の「地方版図柄入りナンバープレート」

近年、人気急上昇中の「地方版図柄入りナンバープレート」。街なかでもよく見かけるし、もしかしたらご近所さんのクルマも、いつの間にか「地方版図柄入りナンバープレート」になってたりして。

そもそも「地方版図柄入りナンバープレート」は、地域の風景や観光資源を図柄にすることにより、その地域の魅力を全国に発信することが目的。つまり、ナンバープレートに描かれた「図柄」と「地名」がリンクすることで、「この地域にはこんな風景や観光地があるんだ」と知れるわけ。いわば、走る広告塔。「つけて走って広げよう、地域の魅力!」がテーマだ。

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その「地方版図柄入りナンバープレート」は、2018年10月から第一弾41地域から交付がスタート。第二弾17地域が2020年5月から始まるなど、段階的に増やしてきた。

・第一弾:2018年10月〜

・第二弾:2020年5月〜

■新種「各都道府県全域で選べる図柄」が登場

そして第三弾が2023年10月から交付がスタート。注目は新設された「各都道府県全域で選べる図柄」。これまでは各ナンバー地域と図柄が紐づいていたため、選べる図柄は自分が住む地域1種類のみだった。

今回から加わった5種類の「各都県全域で選べる図柄」(秋田県/栃木県/群馬県/東京都/沖縄県)は、その都県に住んでいる人なら誰でも選択可能だ。

東京都を例に挙げると、これまで「世田谷」、「杉並」、「江東」、「葛飾」、「板橋」とそれぞれ図柄ナンバーが存在しており、その地域に住む人だけが選べた。今回、東京都内全市区町村で選択できる「ソメイヨシノと東京タワー」の図柄が加わったことで、これまで選べなかった地域の人も、その「ソメイヨシノと東京タワー」をクルマに付けられるようになったわけ。図柄ナンバーが、どっと増えるかも!?

■各ナンバー地域で選べる図柄も増えた!

また、第三弾の2023年10月からは「各ナンバー地域で選べる図柄」も5種類追加されている。

■大阪・関西万博特別仕様ナンバープレートは「全国」で選べる!

2025年に開催される予定の日本国際博覧会(大阪・関西万博)を記念した特別仕様(図柄入り)ナンバープレートが、期間限定で交付されている。2022年10月から交付が始まり、交付終了日は2025年12月26日。大阪・関西万博の公式ロゴマークのフォルムをモチーフにデザインされた図柄ナンバーは、全国で交付可能だ。

●自家用登録車

●事業用登録車

●自家用軽自動車

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■参照

大阪・関西万博特別仕様ナンバープレート

全国版図柄入りナンバープレート

地方版図柄入りナンバープレート

〈文=ドライバーWeb編集部〉※画像提供:国土交通省