オーバーロードは2月7日、「加熱式たばこのシェア率調査」の結果を発表した。調査は1月12日、喫煙者であると回答した20~70歳の男女1万1,826名を対象にインターネットで行われた。

  • 現在使用しているたばこの種類

    現在使用しているたばこの種類

現在どんなタバコを最も良く吸っているかを聴取したところ、「紙巻きタバコ」が最多の61.8%。次いで「加熱式タバコ」が36.37%で続き、喫煙者の中での加熱式タバコ利用シェア率は4割弱という結果に。

年代別でみると、30代が最多の49.9%と喫煙者全体のちょうど半分。さらに、年代性別では20代女性で約61%と、ほぼ3人に2人。匂いの少なさや灰が出ないなど、紙巻きに比べて周囲へ迷惑をかけにくいといったメリットに敏感な年齢層ほど、利用率が高いことがわかった。

  • 加熱式タバコブランドのシェア率

    加熱式タバコブランドのシェア率

続いて、加熱式タバコ利用者に最もよく吸っているブランドを1つ選んでもらったところ、「アイコス」(51.71%)がダントツの1位に。次いで「グローハイパー」(25.9%)、「プルームX」(13.65%)と続いた。

この上位3つのシェア率と、昨年同時期に調査したシェア率の推移を見てみると、「アイコス(IQOS)」のシェア率は2023年の58.68%から6.97%ダウンするも、加熱式タバコのシェアでは過半数を超えるトップの座を維持しており、依然として高いシェアを誇っていることが明らかに。

一方、「グローハイパー」に関しては、昨年度(17.85%)から8.05%伸長。昨年、全銘柄が500円以下で買える価格設定となり、特に1箱400円のラッキーストライクは加熱式タバコの中で最も安い銘柄に。コスパに敏感なユーザーが反応し、シェアの上昇に繋がったよう。

また、「プルームX」も2023年3月に「メビウス」を一箱500円に値下げしたことで、全銘柄が500円に。さらに11月末には新機種プルームXアドバンスドを投入するなど、新規ユーザーの注目を集め、そのシェア率は昨年から4.08%伸長した。

  • 加熱式タバコへの評価

    加熱式タバコへの評価

最後に、加熱式タバコへの評価について聞くと、「味や使い方など最初から満足で今後も吸い続ける」がダントツの58.15%。次いで「味や使い方など最初は不満はあったが今は満足で今後も吸い続ける」(20.46%)、「味や使い方など満足はしていないが大きな不満もないため吸い続けている」(16.02%)と続き、加熱式タバコを使っている人の約95%が今後も吸い続けると回答。

一方、「不満があり紙巻きタバコを併用する」(2.44%)や「使用をやめることを考えている」(2.93%)人はわずか5%ほどだった。