日々いろいろな人と接していると、「あの人、なんかヤバいかも」と思うことはないでしょうか。なんだかヤバいと感じる人と関わってしまうと、思わぬトラブルに巻き込まれたり、傷つけられたりしてしまう可能性があります。
本記事ではヤバい人の詳しい特徴や見分け方について、見た目/性格/行動別に紹介。注意していても出会ってしまったときの対処法もまとめました。
ヤバい人の特徴・見分け方【見た目編】
「ヤバい人」とは具体的にはどういう人のことを言うのでしょうか。まずは見た目でよくある特徴を紹介します。当てはまる人がいたら注意しましょう。
清潔感が無さすぎる
個人の自由があるとはいえ、人前に出る以上は最低限の清潔感を保った方がいいというのは、多くの人の意見でしょう。
それなのに、特別な理由なく長期間お風呂に入っていなさそうで、離れていても気になるほどの臭いを放っている、髪の毛やひげ、爪が整えられずにだらしなく伸びている、汚れが目立つ服を着ているなどの場合は、気を付けた方が良さそうです。
周囲に対する印象や影響よりも、「面倒くさい」といった自分の気持ちを優先する人が多いと考えられるためです。
目つきが悪い
人の感情は目に表れるとよく言われます。攻撃的な感情を持つと威圧的な視線になり、人をばかにするときにはあざ笑うかのような視線になるものです。
何もしていないのにこちらをにらんでくる人がいたら、うかつに目を合わせないようにするのがおすすめです。
場違いなファッション
自分以外の結婚式に全身真っ白なドレスを着て行く、お葬式にドクロマークの服で行くなど、TPOをわざと無視して着用しているような人は、ヤバい考えを持っていることがあります。
ただし、単に常識を知らないだけ、強い主張があるため、という可能性もあるので、もちろん絶対とは言い切れません。
ヤバい人の特徴・見分け方【性格編】
次に、いわゆるヤバい人によくある、性格の特徴を見ていきましょう。
すぐに人のせいにする
物事がうまくいかなかったときに、自分以外の人や物が悪いと決めつけて、責任を押し付けようとする人は危険です。
そういう人は、自分に非があると認めないというより、自分に非があるかもしれないという概念すら存在しないのです。
感情のコントロールができない
イライラすることや気に食わないことがあったとしても、多くの大人はその感情を制御して表には出さないようにします。
ですが、ヤバい人はそのコントロールができないので、直情的な態度をとってしまい、周囲を困らせるのです。
何にでも他人をまきこむ
いわゆる「自分勝手」「かまってちゃん」と呼ばれるような人です。節度をわきまえていればかわいいものですが、度が過ぎると、他人の都合を顧みずに自分の都合だけで物事を進めようとする、厄介な存在となります。
このようなタイプの人は、自分が納得したり、楽をしたりするためであれば、他人の労力を考えないのです。
極度のネガティブ思考
ありもしないことや小さなことを、必要以上にマイナス面に大きくとらえて、自らをどんどん追い込んでしまう人がいます。
用心深いことは長所にもなりますが、それが極端すぎると周りからめんどくさがられ、ヤバい人認定を受けてしまいます。
「どうせ自分なんて…」と、自分を卑下し過ぎる人も、周りは気を遣ってしまいます。
嫉妬心が強い
他人への嫉妬心が強い人も要注意となります。自分以外の人が高く評価されたり、好意を寄せている人が自分以外の人と仲良くしていたりすると、その状況を受け入れることができません。
そして他人を陥れるなど、自分の感情のみが満たされる言動へと移ることがあります。
ヤバい人の特徴・見分け方【行動編】
次に、こんな行動をしていたら要注意、という項目を紹介します。
物にあたる、暴力で解決する
特に注意したい人物像です。イライラすると机をたたいたり、物を投げたりすることで、抑えきれなくなった衝動を発散させようとします。
ストレスの発散の対象が、物ではなく人になってしまう場合もあります。ケガをしたり、犯罪に発展する可能性があったりするため、注意が必要です。
人の悪口ばかり言う
次から次へと他人の悪口を言う人も、ヤバい人と言えるかもしれません。誰しも、人の悪口が思いつくことはあっても、不用意に口に出すことははばかれるものです。
それでも、周りへの影響や自分の評判などを考えずに、いつでもどこでも悪口を言ってしまう人は、少しズレた感覚を持っていると言えそうです。
平気でうそをつく
すぐにうそをつく人にも気を付けた方がいいでしょう。
自分にとって都合の良いことしか考えないので、事実と違う場合でも、後先を考えず、本当のことのように吹聴してしまうのです。
極端に大きい声で独り言を言う
公共の場などで極端に大きい独り言を言う人は、もしかしたら何かに強い怒りや憤りを感じていて、それが抑えきれないのかもしれません。泥酔して冷静な判断ができなくなっている可能性もあります。
煽ったりけげんな目で見たりすると、絡んで八つ当たりされることも考えられるので、慎重になる必要があります。
論破しないと気が済まない
何事も言い負かすことに終始してしまうと、不必要に敵を作るだけで、とりとめのない世間話すらまともに続くことがありません。
極端に負けず嫌いで論破をする人は、敵を多くしたり、一緒にいると気が休まらないと思われたりしてしまいます。
何でもお金で解決しようとする
判断基準がお金に偏ってしまっている人がいます。何かの見返りに金銭の要求がすぐに口から出てくる人は、人情や道徳心よりも、損得勘定を優先しています。
心のつながりを重視した付き合い方は難しいかもしれません。
相手を自分の支配下にしたがる
「周囲の人が、自分にとって都合の良い行動をとることが当然」と思っているケースです。そのため少しでも気に食わないことがあると、あからさまに不機嫌な態度を示したり罵倒したりします。
そうかと思えば、相手を油断させるために優しい声を掛けることもあります。惑わされないように注意したいところです。
ヤバい人に出会ったときの対処法
ヤバい人とはいつ、どこで出会うか分かりません。こちらの意思とは関係なく出没し、急に出会うのです。そんな時、自分の身を守るために覚えておきたい対処法を紹介します。
とにかく距離を置く
「触らぬ神に祟りなし」ということわざの通りです。「ヤバい人かも」と少しでも感じたら、とにかく関わらないようにして、距離を置きましょう。
接することがなければ、ヤバい人によるトラブルに巻き込まれることもありません。
職場の場合は、必要最低限の立ち回りをする
距離を置くことが一番ですが、職場など、ヤバい人とどうしても関わらないといけないシーンがあります。そんな時は、必要最低限の範囲にとどめて対応するようにしましょう。
無駄な話をせずに用件が済んだらすぐに離れる、連絡はできるだけ直接ではなくメールで済ませる、などの手段が有効です。
誰かに相談する
自分の味方を作っておくことも重要です。ヤバい人と関わって重大なことが発生してしまう前に、あらかじめ自分の置かれている状況を周囲の人に相談しておきましょう。
不測の事態が起きた場合には、きっと周囲の人が自分を助けてくれるはずです。
先回りしてリスク回避する
ヤバい人と関わると、厄介事に巻き込まれてしまうかもしれません。事前に想定されるリスクを考えておき、最悪の事態に陥らないように策を準備しておきましょう。
対策があると分かっているだけでも、安心材料になります。
相手の気持ちを考えてみる
ヤバい人にもヤバい人なりの心理があるのかもしれません。
完全に理解することは不可能でも、相手の立場になって物事を考えてみると、相手の行動原理や適切な対処が見えてくるかもしれません。
自分の行動を振り返る
ヤバい人のことを極端に恐れたり憎悪したりするあまり、自分もヤバい人になっていないか注意しましょう。
ヤバい人は、自分を客観視できないからこそヤバイ人になっていると言えます。自らの行動を省みて、冷静に物事を考えてみましょう。
ヤバい人とは関わらないことが一番! 直感が働いたら、大人な対応を心掛けよう
ヤバい人の特徴や見分け方、出会ったときの対処法を紹介しました。
頭ごなしに決めつけるのは良くないですが、「この人はちょっとヤバい人かも」と直感が働いた際には、できるだけ距離を置くことをおすすめします。
職場の人などでどうしても関わらなければいけない場合は、当たり障りのない範囲の大人な対応で、冷静に接しましょう。