スタディプラスのStudyplusトレンド研究所は12月27日、大学受験の浪人生活に関する調査結果を発表した。同調査は、2023年10月25日~27日の期間、全国の浪人生・浪人経験者・仮面浪人生351人を対象に、インターネットで実施したもの。
はじめに、現役時代に合格した大学はあったかを聞いたところ、45.4%が「合格していた」と回答した。この結果から、5割弱が現役時代に合格した大学があった中で浪人を選択したということが判明。
次に、現役時代に合格した大学があったものの浪人中または浪人経験のある人に対して、浪人することを決めた理由を尋ねると、「第一志望校でしか学べないことがあるから」「第一志望校でしか経験できない大学生活があるから」という回答が1位であった。第一志望へのこだわりの強さから浪人を決定したことがうかがえるという。
浪人した要因について調べたところ、「求められる学力が高かったから」(72.7%)が最も多い結果に。次いで、「当初から浪人して次年度受験することを決めていたから」(21.1%)、「トラブル(災害・事件や事故・体調不良など)があったから」(16.1%)と続いた。
浪人したことについてどう思っているかを聞くと、浪人生は7割以上、仮面浪人生は半数以上が「浪人して良かった」と回答した。
現在(または浪人生時代に)、塾・予備校や通信教育を利用しているかを尋ねると、浪人生の7割以上が「塾・予備校」を利用していると回答。一方、仮面浪人性は「何も利用していない」が6割で、「塾・予備校」より「通信教育」の活用率が高いことがうかがえるという。
最後に、現在の第一志望校について、現役時代の志望度はどの程度だったかを聞いたところ、浪人生・仮面浪人生ともに、半数以上が現役時代も第一志望だったという結果となった。