JR九州は、2024年3月16日に実施するダイヤ改正で、山陽・九州新幹線を直通する下り「みずほ603号」の停車駅に久留米駅を追加し、関西・中国地区と久留米地区および熊本・鹿児島地区の利便性向上を図ると発表した。
現行の下り「みずほ603号」は新大阪駅7時23分発・博多駅9時53分発・鹿児島中央駅11時9分着で運転。もともと定期列車だったが、2023年3月のダイヤ改正で毎日運転の臨時列車(利用状況に応じて運転)に変更された。
久留米駅において、九州新幹線の下りは7時台以降、ほとんどの時間帯で毎時2本以上停車しているが、10時台に停車する下り列車は「つばめ319号」(久留米駅10時45分発)のみ。前の列車(下り「つばめ317号」、久留米駅9時53分発)との停車間隔が50分以上空いている状態だった。ダイヤ改正後、久留米駅に新規停車する下り「みずほ603号」の時刻は10時7分着・10時8分発とされており、10時台に停車する下り列車が増え、前後の列車との停車間隔も短縮されることになる。
なお、「みずほ603号」が久留米駅に新規停車することを受け、熊本駅の到着時刻が10時28分(現行より1分繰下げ)、鹿児島中央駅の到着時刻が11時11分(現行より2分繰下げ)に変更される。