JR東日本は、2024年3月16日のダイヤ改正で実施する上越新幹線の最終列車繰上げについて発表した。下り「とき」「たにがわ」の最終列車は20分以上繰上げに。長岡駅と新潟駅で下り「とき」最終列車から在来線へ乗り換えられるようにする。
上越新幹線の最終列車繰上げに関して、夜間の作業時間を拡大することで「増加する設備のリニューアル工事や地震対策工事を着実に実施するため」とJR東日本は説明。現在、新潟行の最終列車である下り「とき351号」は東京駅21時40分発・新潟駅23時52分着だが、ダイヤ改正で最終列車を下り「とき347号」に変更し、東京駅の発車時刻を20分繰り上げ、同駅21時20分発とする。
途中、現行の「とき351号」が停車している本庄早稲田駅を通過する一方、他の停車駅はこれまで通り停車。長岡駅の到着時刻は23時2分(現行より28分繰上げ)、新潟駅の到着時刻は23時25分(現行より27分繰上げ)とされている。
現在、長岡駅から各方面の在来線は同駅23時2分発(柏崎行)、新潟駅から各方面の在来線は同駅23時40分発(新津行)ですべて終了するため、両駅とも在来線への乗換えはできなかった。ダイヤ改正後、長岡駅を発車する新潟行・柏崎行の最終列車を繰り下げ、ともに同駅23時8分発となるため、「とき347号」から新潟・柏崎方面へ乗換え可能に。新潟駅を発車する最終列車の時刻に変更はないが、「とき347号」が同駅23時25分着となるため、同駅を23時33分に発車する新発田行・吉田行の最終列車、同駅を23時40分に発車する新津行の最終列車へ乗り換えられる。
ダイヤ改正後の上越新幹線では、下り「とき347号」に続いて東京駅21時40分発の下り「たにがわ475号」を運転。現行の「とき351号」とほぼ同時刻だが、運転区間は高崎駅までとなる。東京駅22時28分発の下り「たにがわ417号」は引き続き越後湯沢行として、現行通りの時刻で運転。最終列車となる下り「たにがわ477号」は時刻を20分繰上げ、東京駅22時40分発・高崎駅23時36分着とする。この列車は高崎駅を23時45分に発車する前橋行の列車と接続する。