アイドルグループ・Sexy Zoneの中島健人が主演を務めるカンテレ・フジテレビ系新ドラマ『リビングの松永さん』(2024年1月9日スタート、毎週火曜23:00~)のポスタービジュアル2種類が24日に公開された。

  • 『リビングの松永さん』“部屋着でバージョン”ポスタービジュアル=カンテレ提供

■中島健人主演『リビングの松永さん』

岩下慶子氏の同名コミックを実写化する同作。さまざまな世代の男女が共に暮らすシェアハウスに住むグラフィックデザイナーの松永(中島)は、ある日ひょんなことから同じシェアハウスで女子高生の美己(高橋ひかる)と共同生活をすることに。カタブツのアラサー男とピュアで一生懸命な不器用女子高生がシェアハウスを舞台に、時に衝突し、時に助け合う事で互いを認め合い成長していくラブコメディとなっている。

■“部屋着でバージョン”と“ないしょでバージョン”を急きょ2種制作

12月24日、クリスマスイブの本日公開されたビジュアルは、あたたかいクリーム色の“部屋着でバージョン”と、すこしオトナなラベンダー色の“ないしょでバージョン”の2種類。アートディレクターの岡田和朗氏がデザインし、カメラマンのオノツトム氏が撮影を担当した。先月行われたポスター撮影で、当初は従来通り1パターンのビジュアルを作る予定だったところ、ドラマのキーアイテムの一つとなっているメガネを使って、中島が、“メガネをかけた普段バージョンの松永”も、“メガネをかけていないオフ気味バージョンの松永”も表現。どちらのビジュアルも使いたいとスタッフを本気で悩ませる事態に。続いて撮影に臨んだ高橋も、ヒロインの美己として、“始まりそうな恋の予感があふれるキラキラな表情”と、“次第に恋の切なさを知ってしまうアンニュイな表情”を見せ、撮影現場で急きょ2パターンの制作が決定した。

■中島健人&高橋ひかるが最終案を選ぶことに

さらに皆で一緒に作り上げられたらと、スタッフサイドで各バージョンを厳選して2択まで絞り込み、最後の決定権は出演者の中島と高橋に委ねられることに。中島は「こんなの初めて! 僕たちに決定権を委ねてくれているんですか?」と大興奮で、高橋も「うれしい! いつもだと完成版を見せていただく形なので」と満面の笑顔。すぐさま、「考えてみたら、責任は僕たちにある(笑)」(中島)、「センスが問われますね(笑)」(高橋)と冷静になるも、「僕たちが正解です!」(中島)と、意気揚々と最後のセレクトに臨んだ。

1パターン目の“部屋着でバージョン”の候補を見た2人は、「おおお! いいじゃん! 選ぶの難しい……」。「ラブストーリーをやるうえで、最初の視聴者となるヒロインの判断を大事にしているから……せーので決めよう!」と中島が提案し、「私も決めました。理由もあります!」(高橋)と、二人で指差しをすることに。すると見事に一致し、「うれしい! 価値観合ってる! 互いの価値観認め合えてる!」と盛り上がる。「松永さんのキャラクターと、カタブツの中の優しさを表現した表情がしっかりと定まっていて、その松永の表情の対になっているミーコの表情のバランスがすごくいいなと思って選びました」と中島。高橋も「選んだ方は、今の最初の二人の関係性が見えるなと思って。最初のビジュアルとして、『リビングの松永さん』の世界観を伝えるのに、こっちの方が届くと思いました」とコメント。

2パターン目の“ないしょでバージョン”の候補を見た二人は、「中島さんのファンの方に両方とも届けたいです!」(高橋)、「インスタライブしてファン投票しますか!」(中島)と話しながら、「ときめきを大事にして選びます!でも、個人の趣向もあるので、お互いを尊重していきましょう!」と高橋。中島も「違うの選んで、ここで摩擦起きると、これから続く撮影がきついからね(笑)」と、お互いのインスピレーションも大切にして、再びせーので選ぶと、こちらも見事に一致。選んだ理由について「松永さんの抜け感、大人の色気で選びました」と高橋。中島は「松永の日常を表現してて、自然体な感じがする。その自然体な大人の松永に恋をしてしまった切ない表情のミーコ。このコントラストがいいなと。松永の両手が入っているのもいいよね」とコメント。実はスタッフ陣のイチ推しとも一致していたという満場一致の形で、本日の2パターンビジュアル公開となった。

  • 『リビングの松永さん』“ないしょでバージョン”ポスタービジュアル=カンテレ提供

■高橋ひかる「撮影も頑張りたい」

最後に、高橋は「部屋着でバージョン、ないしょでバージョン、どちらもいいですね。作品のいろいろな面が見せられるビジュアルで、皆さんに伝わるなと思います。中島さんと意見がしっかり合致して、この作品をどういう風に届けたいか、どういう思いで作っているかというのを、制作チームももちろん、演者チームでも意見が合っているんだなというのが再確認できました。このポスタービジュアル選びが、より皆さんにドラマをお届けできるのが楽しみになるワクワクな時間になったので、まずはビジュアルをお届けして、作品をより楽しみに待っていただけるように撮影も頑張りたいと思います!」とコメント。

■中島健人「2000枚くらいもらおうかな」

中島は「あまりに良いできのポスタービジュアルなんで、このあと2000枚くらいもらおうかなと思います(笑)。メリークリスマスイブ! 聖なる日に心があたたかくなる素敵なポスターができあがりました。今回、2バージョンのポスターで、松永とミーコのいろいろな表情が見られるようになっています。ドラマを見てくださる方と、僕たちとがお互いに認め合えるようなビジュアルになったと思います。それぞれの価値観の中に、この二つのポスターのコンセプトがしっかりあてはまると思いますので、ポスタービジュアルを通してもドラマを楽しんでいただけたらと思います! 皆さんにとって素敵なクリスマスプレゼントになりますように……byリビングの松永サンタ」とメッセージを寄せた。

【編集部MEMO】
松永純(中島健人)は、仕事はできるが曲がったことが大嫌いな29歳のグラフィックデザイナー。バーテンダーの鈴木健太郎(向井康二)、ネイリストの大貫朝子(黒川智花)、カレー屋のアルバイト店員・服部あかね(大久保桜子)とともにシェアハウスで暮らしている。ある日、オーナーの河北雅彦(山口森広)の姪で、高校2年生の園田美己(高橋ひかる)が「ここに住まわせてください!」とお願いにやって来る。聞けば、両親が母の実家の旅館を継ぐため和歌山へ引っ越すことになったが、どうしても親友と離れたくない美己は、卒業までの一年間、叔父の家に居候して今の学校に通い続けたいという。ちょうどその日、シェアハウスには大学生の北条凌(藤原大祐)も内見にやって来るが、結局契約には至らず、空き部屋には両親を説得した美己が住むことになる。引っ越し当日、留守の雅彦から頼まれた松永は、美己にシェアハウスのルールを教え、早速“ミーコ”とあだ名をつけて、荷ほどきや買い出しに付き合う。しかし、ひと足先にシェアハウスに戻ると、そこには美己の母・朋子(映美くらら)の姿が。実は、雅彦が仕事でしばらく海外に滞在することになったため、朋子は未成年の娘を見ず知らずの大人たちが暮らすシェアハウスに置いていくわけにはいかないと、美己を連れ戻しに来たのだ。朋子から電話で話を聞いた美己はショックを受け、帰ってこない。心配になった松永は、美己を探しにシェアハウスを飛び出し……。