アイスタットは11月29日、「年賀状離れに関する調査」の結果を発表した。同調査は11月21日、20歳~69歳の男女300人を対象に、インターネットで実施した。

  • 図1.あなたは、今年(2024年の正月に届く分)の年賀状(郵便)について、どのくらいの枚数を出す予定ですか

今年(2024年の正月に届く分)の年賀状(郵便)を出す予定か尋ねたところ、51.3%が「出す」、48.7%が「出さない」と答えた。出すと回答した人の枚数は、「0枚」(48.7%)が最も多く、「1~19枚」(19.7%)、「20~39枚」(17.7%)、「40枚以上」(14.0%)と続いた。枚数が少なくなるにつれ、割合が多くなっている。「出さない」と回答した人は、「20代・30代」「女性」「未婚」「北海道・東北地方」で多かった。

LINE等メッセージアプリ、SNS、メール、Instagram、Facebook、Twitterなどの電子媒体で、2024年の正月に届く分の新年の挨拶をどのくらい送る予定であるか尋ねると、「0件」(62.3%)が最も多く、「1~4件」(13.7%)、「5~9件」(10.7%)、「10件以上」(13.3%)と続いた。回答から電子媒体による新年の挨拶有無を作成すると、「出さない」(62.3%)が「出す」(37.7%)を大きく上回った。

  • 図2.LINE等メッセージアプリ、SNS、メール、Instagram、Facebook、Twitterなどの電子媒体で、2024年の正月に届く分の新年の挨拶をどのくらい送る予定ですか

「年賀状」「電子媒体による新年の挨拶」を「両方とも出さない」と回答した人は36.3%、「年賀状のみ」は26.0%、「両方で出す」は25.3%、「電子媒体のみ」は12.3%だった。

  • 図3.年始の挨拶媒体

年賀状を出すと回答した人に、年賀状を出す理由を複数回答で尋ねると、「新年の挨拶として」(76%)が最も多く、次に「習慣で」(40.9%)、「毎年、年賀状をもうらうので」(40.3%)の順で続いた。

  • 図5.あなたが今年(2024年の正月に届く分)の年賀状を出す理由をお知らせください

年賀状を出すと回答した人に、年賀状のやりとりについて本音の意見を聞いたところ、47.4%が「そのうちやめたい」と答えた。22.7%は「すぐにでもやめたい」、24.0%は「まだ続けても良い」と答えている。「すぐにやめたい」「そのうちやめたい」を合わせると7割が年賀状のやりとりをやめたいと思っていることがわかった。

  • 図6.年賀状(郵便)のやりとりを本音で言うと、やめたいですか

年賀状(郵便)について思うことを複数回答で聞くと、「作成が面倒くさい」(50.7%)が最も多く、次に「作成に時間がかかる」(32.3%)、「郵便代などのコストがかかる」(32.0%)の順で続いた。