映画『OUT』(11月17日公開)の初日舞台挨拶が17日に都内で行われ、倉悠貴、醍醐虎汰朗、与田祐希(乃木坂46)、水上恒司、與那城奨(JO1)、大平祥生(JO1)、金城碧海(JO1)、庄司智春(品川庄司)、渡辺満里奈、杉本哲太、品川ヒロシ監督が登場した。

  • 金城碧海(JO1)

同作は、品川ヒロシの自伝を小説化した『ドロップ』の後日談で、累計600万部超えの人気コミック『OUT』(秋田書店)の実写化作。少年院から出所した17歳の井口達也(倉)は、西千葉で焼肉店を営む親戚に引き取られることとなったが、出所初日に暴走族・斬人副総長の安倍要(水上恒司)とタイマンで喧嘩をしてしまう。喧嘩には勝ったものの、少年院に戻りたくない達也と、負けたことを知られたくない要は、この喧嘩を秘密にすることで合意。2人は交流を深め、達也の壮絶な更生生活が始まっていく。

■JO1 金城碧海・與那城奨・大平祥生、映画『OUT』舞台挨拶に登場

冒頭の挨拶で水上が「喧嘩は日々の努力だからよぁ」と劇中のセリフを自身が演じた要の声色で再現。MCから「次の方はどんな声で挨拶してくれるのか」とプレッシャーをかけられた與那城は、困ったような表情を浮かべながらも、「みなさん、こんにちは」とか細い声で話し始め、会場の笑いを誘う。さらに金城も「おい……!」と役さながらに切り出し、「人の姉ちゃんに、たててるんじゃねぇぞ!」と際どい劇中のセリフを披露。会場からは歓声が上がるも、まさかのセリフに與那城と大平は慌てた様子で目を泳がせる。水上が「あとでシメておきますね」とフォローし、場を収めていた。

「映画にまつわるOUTなエピソード」というトークでは、品川監督が「JO1の3時出し」と回答。「大平くんと碧海が拳を交わすシーンは本当はなかったんだけど、急に撮りたくなってしまって。でももう2時50分くらいで撮れない! となっていたんですけど、JO1のマネージャーに『30分くれ! 絶対にJAMが喜ぶカットを撮るから……!』とお願いして撮影した。それでマネージャーにどう? って確認したら『ありがとうございます!』と言われた」と裏話を明かした。会場に集まったファンからも拍手が送られ、品川監督も「あれは本当に撮っておいてよかったと思った」と安堵の表情を見せていた。

また、イベント中、額に汗をにじませていた大平。舞台転換中に品川監督から「めっちゃ汗かいてるじゃん」と心配されると、「舞台挨拶いつも汗かくんですよ……」と困り顔を見せ、隣の與那城が手で大平に風を送る姿も見られた。