そろそろ本格的なブーツが活躍する季節。シンプルで履きやすいサイドゴアブーツを買おうと思っている方も多いのではないでしょうか。

今回、ユニクロとGUで販売されている「サイドゴアブーツ」を比較します! 履き心地やディテール、あなたはどちらが気になりますか?

ユニクロ&GU、今年のサイドゴアブーツは?

毎年ユニクロのサイドゴアショートブーツを購入して愛用している筆者。靴の側面にゴム布がついた「サイドゴア」で脱ぐのも履くのもラクなうえに、手頃な価格でガンガン歩けるため冬場は手放せないアイテムです。

今年ユニクロから発売された新作「コンフィールタッチサイドゴアショートブーツ」は、昨年のものよりもアウトソールが厚めのデザイン。同じサイドゴアブーツを探すなか、GUの「ライトボリュームソールチェルシーブーツ」を発見。お手頃な価格帯、そして底が厚めのデザインと共通点の多いユニクロとGUのサイドゴアブーツを比較しました。

  • 左からユニクロの「コンフィールタッチサイドゴアショートブーツ」、GUの「ライトボリュームソールチェルシーブーツ」

左がユニクロの「コンフィールタッチサイドゴアショートブーツ」、右がGUの「ライトボリュームソールチェルシーブーツ」です。

ユニクロの新作「コンフィールタッチサイドゴアショートブーツ」は、イギリスのデザイナー、クレア・ワイト・ケラーによる「UNIQLO:C」2023年秋冬コレクションのひとつ。 価格は4,990円で、カラー展開はブラック1色のみ。サイズは22.5~26cmまで展開しています(25.5、26サイズはオンラインストアのみでの取り扱い)。

GUの「ライトボリュームソールチェルシーブーツ」は、名前の通りボリューム感のあるソールが印象的なアイテム。ただ「ライト」とあるように、ソールが厚くても軽いことが特徴だそう。「チェルシーブーツ」もサイドにゴアがあしらわれたデザインのブーツです。 価格は3,990円で、ユニクロとは1,000円違い。カラーはブラック・オリーブの2色展開で、サイズはXS、S、M、L、XL、XXLが揃います(XS、XXLサイズはオンラインストアのみでの販売)。Sサイズは22.5cm、Mサイズは23.5cm、Lサイズは24.5cm相当です。

今回はどちらもカラーはブラック、足のサイズ24cmの筆者は、ユニクロ「コンフィールタッチサイドゴアショートブーツ」は24cm、GU「ライトボリュームソールチェルシーブーツ」はLサイズを選択しました。

生地感が異なる!

今年トレンドの厚めのアウトソールを取り入れた両商品。ユニクロ「コンフィールタッチサイドゴアショートブーツ」は、コロンとしたショートブーツ。つま先にボリューム感を持たせており、デザイン性がありながら指先が圧迫されないことが特徴です。 GU「ライトボリュームソールチェルシーブーツ」はやや丈が高く、ユニクロよりもカチッとした印象。カジュアルさが抑えられて高見えするブーツです。

  • 高さ・ヒール

高さとヒールを測ると、ユニクロは高さ約19cm・ヒール約4cm、GUは高さやう22cm・ヒール約6cm。いかにも厚底! ではなく普段遣いしやすい見た目です。またユニクロ・GUともにかかとにプルストラップがついており、デザイン性だけでなく着脱の際につまんで履きやすい仕様。

  • 素材感はユニクロはシボ感、GUはツヤツヤとした質感~

素材はいずれもお手入れがラクな合皮。ユニクロはシボ感があって柔らかい雰囲気の一方、GUはツヤっとしたシンプルな見た目。

  • サイドゴアでもデザインは全く異なる

サイドゴアの素材は、ユニクロはサラッとしたゴム素材に対して、GUは畝がやや強く見えてアクセントになっています。

  • ほぼ大差はないけれど、GUはボリュームの割に軽い!

底が厚いブーツで気になるのが重さ。ユニクロは片足約417.6g、GUは約404.6gです。GUはソールにEVA素材を使っており、軽量であることも特徴です。

  • 裏面

底の裏面を見ると、ユニクロは滑りにくい素材と形状を採用しているそう。GUもしっかりと凸凹が入っており、滑りにくそうな見た目。どちらも雨やちょっとした雪でもしっかりと歩けそうなブーツですよね。

履いてみて比較!

実際に履き心地もレポートしていきましょう。内側は、ユニクロは全面クッション材を使用、特に体重がかかるかかと部分は厚めにしてクッション性を高め。GUは内側に低反発クッションを採用し、ふんわりした肌触りです。どちらもインソールに抗菌防臭加工を施しているので、冬場気になるニオイ対策がされているのもうれしいところ。

  • 内側

両方ともサイドゴアで履きやすいですが、筒が短い分、ユニクロのほうがよりサッと履けます。履いた印象は、ユニクロはフカフカ・モチモチと包み込まれる感触。GUは底の素材がツルツルしているので、ひっかからずにスッと入ります。

ユニクロは丸みのあるつま先がかわいらしい印象。またシボ感のある素材はあたたかみがあり、ほっこりした雰囲気です。ロングスカートやワイドパンツと合わせても。

GUもボトムスの種類を問わず合いそうですが、高さがある分スキニーパンツの裾を入れるスタイルも楽しめそう。また高さがある分、寒くなったときも脚回りがあたたかく過ごせます。

両方履き比べて、ユニクロはショート丈なのでパンツにもロングスカートに合わせられる便利さが、GUは少し丈が長いのであたたかいこと、また軽いので長い距離や坂を歩いても疲れない点がとにかく気に入りました。デザインが異なるので両方を使い分けたい!

足元が寒くなる時期に向けて一足持っておくと便利なブーツ。なかでもシンプルで履きやすいサイドゴアブーツは今年も活躍しそうです。