モバイル社会研究所は11月9日、「2023年 スマホ利用者行動調査」の結果を発表した。調査は2月、スマホを利用している15~79歳の男女5,652名を対象にインターネットで行われた。

  • フリック入力を利用している人の割合(性・年代別)

    フリック入力を利用している人の割合(性・年代別)

スマホ利用者を対象に、「フリック入力を使っている」人の割合を調べたところ、25〜39歳は男女ともに3割程度、40〜59歳は男女ともに2割程度という結果に。全体的に若年層の方が高いものの、15~24歳では男性が33%なのに対し、女性は47%と半数近くにのぼり、男女差が14ポイントとほかの年代に比べて大きかった。なお、60~79歳では男性が10%に対して女性が7%だった。

職業別では、「学生」の利用率がほかに比べて顕著に高く43%。次いで、「会社員・団体職員」(23%)、「公務員・教職員」(22%)が上位に。一方で、もっとも利用率が低かったのは「専業主夫・主婦」で14%だった。

  • スマホでの各種サービスの利用率

    スマホでの各種サービスの利用率

次に、フリック入力を使用しているか否かによって、スマホでの各種サービスの利用率に違いがあるかを調査した。その結果、どの年代においても、フリック入力を使っている人は各サービスの利用率が平均よりも高いことが明らかに。

また、日常的にパソコンを利用しているかどうかとフリック入力の利用率との関係を調べてみると、25~39歳、40~59歳ではパソコンを利用する人のほうがフリック入力を使っている割合が高く、その差は25~39歳では8ポイント、40~59歳では6ポイント。一方で、15~24歳と60~79歳においては、パソコンを利用している人とそうでない人とで、フリック入力の利用率に大きな差がないことがわかった。