ウェザーニューズは11月9日、「紅葉狩り調査2023」の結果を発表した。調査は10月2日、同社運営アプリ「ウェザーニュース」のユーザー対象にインターネットで行われた。
「一度は行ってみたい紅葉名所は?」と質問し、有効回答4,701件を集計した結果、1位は「嵐山(京都府)」(387票)でダントツ人気に。「紅葉の時期に行ったことがないため行ってみたい」というコメントが多く寄せられた。続く2位は「いろは坂(栃木県)」(191票)。「紅葉の時期は渋滞が気になるが、一度は行ってみたい」という人が多いよう。3位は「上高地(長野県)」(152票)、4位は僅差で「香嵐渓(愛知県)」(151票)がランクイン。以下、5位「大雪山(北海道)」、6位「東福寺(京都府)」、7位「奥入瀬渓流(青森県)」、8位「清水寺(京都府)」と続き、全国の人気スポットが上位に名を連ねた。
また、「紅葉名所選びで重視するポイント」として「見頃状況」「アクセス」「ライトアップ」「その他」の4択でたずね、有効回答8,448件を集計したところ、最も重視するのは「見頃状況」で58.5%。次いで「アクセス」(33.4%)、「ライトアップ」(1.8%)と続き、「その他」では、混雑や渋滞状況を気にしている人が多く、人の少ない穴場を狙う傾向も見られた。
次に、今年の紅葉狩りの楽しみ方について「車や電車で遠出する」「近場で楽しむ」「行かない」の3択で質問し、9,971件の有効回答を集計したところ、35.4%が「行かない」と回答。6割以上が紅葉狩りに行くことが明らかに。そのうちの多くが「近場で楽しむ」(48.7%)としており、「車や電車で遠出する」という人は15.9%だった。
また、「街路樹・公園」「寺・神社」「山・渓谷」「その他」の4択で「どこで楽しむ?」と質問し、8,851件の有効回答を集計したところ、「街路樹・公園」がダントツに多い52.1%。次いで「山・渓谷」(24.3%)、「寺・神社」(12.6%)という結果に。
エリア別で見てみると、関東では「街路樹・公園」が59.2%を占めた。一方、甲信と四国では「山・渓谷」(甲信39.7%、四国42.0%)が「街路樹・公園」(甲信37.2%、四国36.0%)を上回り、山がちな地形で山や峡谷の紅葉名所が多い東北は「街路樹・公園」(41.2%)と「山・峡谷」(38.7%)が同じくらい。また、「寺・神社」が最も多かったエリアは近畿で22.4%。葉狩りは「近場で楽しむ」が多数派だったことからも、紅葉狩りを楽しむ場所は近隣の名所の影響が大きいことがわかった。