10月1日は「日本茶の日」。この日を記念して、伊藤園では「日本茶の日 お~いお茶大茶会」を全国47都道府県で開催しています。今回、千葉県千葉市・イオンモール幕張新都心で開催されたイベントの様子をレポートします。

10月1日は「日本茶の日」、その由来は?

10月1日の「日本茶の日」は、今から430年以上も前、天正15年(1587年)に豊臣秀吉が京都・北野天満宮で大茶会を開いたことに由来した記念日。この大茶会は、身分に関係なく多くの方にお茶を楽しむきっかけをつくったと言われています。伊藤園では2002年にこの日を「日本茶の日」と制定、この日にあわせて様々なお茶の楽しみ方を紹介する企画を毎年実施しています。

  • イオンモール幕張新都心で開催された「お~いお茶 大茶会」でも伊藤園のお茶が振る舞われた

今年の「日本茶の日 お~いお茶大茶会」は、伊藤園史上最大規模だそう。全国47都道府県のスーパーをはじめとした小売店約400店舗で伊藤園の社員が店頭に立ち、大試飲会やお茶の入れ方体験などの企画を実施。なかでもメイン会場のイオンモール幕張新都心では、特別ゲストを迎えたイベントで盛り上がりました。

  • 写真左より、農林水産省 農産局長 平形雄策さん、伊藤園 マーケティング本部 リーフブランドマネジャー 吉田達也さん

メイン会場のイベントでは、「茶業関係者×農林水産省『茶育』プロジェクト」に参画した活動の一環として、農林水産省と急須の贈呈式も行われました。

「茶業関係者×農林水産省『茶育』プロジェクト」とは、農林水産省がお茶の食育「茶育」を希望する小・中学校と茶育を提供する茶業関係者をマッチングする取り組み。伊藤園は「日本茶の日」にお茶を振る舞う大試飲会「10万杯チャレンジ」で試飲された杯数に応じて、本プロジェクトで「茶育」に取り組んだ全国の小・中学校へ急須を寄贈していきます。

農林水産省 農産局長 平形雄策さんは贈呈式にあたり、「お茶は日本の文化のひとつであり、インバウンドの方にも多く買われています。しかし若い方を中心に消費が減っている状況も。小学校・中学校と連携して「茶育」で緑茶の消費拡大をはかっていきます」と説明。伊藤園の吉田さんは「我々も若い方にお茶をもっと飲んでほしいと考えています。ペットボトルもおいしいですが、急須で飲むお茶のおいしさを広めて行きたいですね」と取り組みへ期待を寄せました。

市川ぼたんさん&新之助さんのお茶いれ対決も!

スペシャルゲストには、舞踊家・市川ぼたんさんと舞伎役者・市川新之助さんが登場。ふたりで力をあわせて、伊藤園のお茶のプロである「ティーテイスター」とお茶いれ対決にチャレンジするコーナーも。

「ティーテイスター」とは、お茶の文化や飲み方を広げていく伊藤園の社内資格制度だそう。今回は、ティーテイスターの資格を持つ伊藤園 マーケティング本部 リーフブランドマネジャー 吉田達也さんと対決します。

「二人で一緒に協力します!」とぼたんさん、一方、新之助さんは「プロの方に勝てるわけじゃないですか……」とちょっと弱気。そしてティーテイスターとしてプライドのある伊藤園の吉田さん。集まった観客からは「がんばれー!」と声援も。

  • 写真左より、市川ぼたんさん、市川新之助さん、伊藤園 マーケティング本部 リーフブランドマネジャー 吉田達也さん。プロとの対決にちょっときんちょう気味……?

まずはティーテイスターの吉田さんがお茶をいれていきます。使うお茶は「一番摘みのお~いお茶 かなやみどりブレンド」、さらに割れづらく使いやすい伊藤園オリジナル急須「理想の急須」も用意。

今回はお湯ではなく、「氷水出し」でお茶をいれていきます。プロが教えてくれる作り方に、観客の方々も興味津々。

水出しはお茶の葉が開きづらいため、お茶の量は通常の1.5倍入れるのがコツだと吉田さん。そして水を入れ、3分ほど待ちます。お湯よりも水出しのほうが時間がかかりますが、水で出すとカテキンがあまり出ないため、渋みや苦みが抑えらえ旨味を感じやすいお茶になるそう。また急須からお茶碗に入れるときは一度に入れず、味が均一になるよう均等に注ぐこともおいしいお茶をいれる秘訣だと教えてもらいました。

そんな二人とティーテイスターの対決はちょっと不利……なので、ぼたんさんと新之助さんは、伊藤園のインスタント緑茶「さらさらとける お~いお茶」を用意。水を入れて簡単にとけるのに、急須で入れたような味わいの緑茶が楽しめる商品です。

作り方は簡単、水を入れたボトルに「さらさらとける お~いお茶」を入れて振るだけ。「簡単ですね! おうちでやってみたいです!」とぼたんさん。

  • 対決の判定をする伊藤園 マーケティング本部 緑茶ブランドマネジャー 安田哲也さんと、真剣なまなざしで結果を見守るぼたんさん・新之助さん

対決の判定は、伊藤園 マーケティング本部 緑茶ブランドマネジャー 安田哲也さんが担当。毎日「お~いお茶」の品質チェックで1日3~4リットルもテイスティングしている、こちらも「お茶のプロ」。本気のジャッジをしたものの「甲乙つけがたい!」と両方を選ぶと安田さんに、「味でジャッジができないなら、つくる速さ勝負でどうですか?」と提案する新之助さん。

イベントを観覧する多くの方に「どちらが早いか」を拍手で投票してもらったところ、「さらさらとける お~いお茶」を使ったぼたんさん・新之助さんチームの圧勝!

  • 「さらさらとける お~いお茶」をバニラアイスにかけたところ、「抹茶アイスだ!」と驚くぼたんさん

また勝利のお二人には、ご褒美のデザートとしてバニラアイスを進呈。途中で「さらさらとける お~いお茶」をかけてアレンジも楽しみました。

今回の対決で勝利をおさめたぼたんさんは「粉のお茶の方が速く作れるなら、家でやりたいな~と思います!」、また新之助さんは「吉田さんの(氷水出し緑茶の)ほうがおいしかったと思うんですけど、朝とかに作るのは大変なので、使いやすさは『さらさらとける お~いお茶』だと思います」と笑顔を見せて締めくくられました。