BIGLOBEは9月25日、「あしたメディア by BIGLOBE」が若年層を主に対象として実施した意識調査の結果を発表した。調査は9月12日〜14日、全国の18歳〜69歳の男女1,000人を対象に行われた。

  • 日本社会の未来に希望を感じるか

まず、日本社会の未来に希望を感じるか尋ねたところ、18歳〜24歳のZ世代では25.5%が「感じる」「やや感じる」と回答し、そのほかの年代の回答率は、30代では16%、40代と50代は18%、60代は22%となっている。全年代で最も希望を感じているのは、25歳〜29歳で32.8%となった。

一方で、「日本社会の未来に希望を感じない」と考えているZ世代261人に、その理由を聞いてみた。すると、「政治に期待が持てない」(56.7%)、「少子高齢化が進んでいる」(42.1%)が上位となった。

  • 【18-24歳】日本社会の未来に希望を感じない理由

現在において日本社会は良くなっていると感じるか聞いてみると、「感じる」「やや感じる」の回答はZ世代では32%で、他の年代では、30代は16%、40代は21%、50代は13%、60代は14%となっている。全年代で最も「感じる」「やや感じる」の回答率が高かったのは25歳〜29歳で35.2%。

  • 現在、日本の社会は良くなっていると感じるか

Z世代に対して「関心のある社会問題」を尋ねると、「地球温暖化」(56.9%)が最多となり、次いで「高齢化社会」「経済格差」(各56.6%)、「止まらない円安」(55.1%)が続く結果となった。

  • 【18-24歳】関心のある社会問題

他の年代では、25歳〜29歳は「経済格差」(54%)、30代では「地球温暖化」(59%)、40代では「経済格差」「地球温暖化」(各67%)、50代では「地球温暖化」(77%)、60代では「地球温暖化」(91%)が最多となっている。

日本社会は不公平だと感じるかについては、Z世代の74%が「不公平だと感じる」と回答。具体的には、「経済格差」(64.1%)が最多となり、以下「社会的な地位による格差」(49.4%)、「ジェンダーギャップ(性別による格差)」(37.5%)が続いている。また、他年代と比較して大きな差があったのは「容姿による待遇差(ルッキズム)」(37.1%)であった。

  • 【18-24歳】日本の社会は不公平だと感じるか

年上の世代に対しての不満について聞いてみると、Z世代の61.7%が「不満がある」「やや不満がある」と回答した。最も不満を抱えている率が高かった年代は30代で63%。25歳〜29歳では59.2%、40代は56%となっている。

具体的な不満については、Z世代では「前時代的な価値観の押し付け」(62.0%)が最多となり、以下は「経済成長の停滞」(37.0%)、「政治の停滞」(31.5%)、「人権意識の低い社会構築」(30.6%)、「少子化による人口減」(30.6%)と続いた。

  • 【18-24歳】年上の世代に不満があること