世界で最も新しい国、南スーダンで起きている人道危機と、国境なき医師団(MSF)の活動が体験できるオンライン謎解きゲーム、「国境なき医師団×タカラッシュ!『南スーダン救出作戦~答えは変えられる~』」が、9月22日より販売開始した。同ゲームは、MSF日本が監修し、体験型コンテンツ「リアル宝探し」の企画・制作・運営を手がけるタカラッシュと共同開発したもの。
謎解きの舞台となる南スーダンは20年以上にわたる内戦の末、2011年にスーダンから独立した国で、2013年に再び紛争状態になり、暴力に加えて食料の不足や感染症の流行、洪水の発生など、今なお人道危機が続き、多くの人が住まいを追われ避難民となっている。MSFは、このオンライン謎解きゲームを通じて、南スーダンの人道危機の現状と、MSFの医療・人道援助活動への理解・関心が広がることを期待しているという。
同ゲームはもともと謎解き体験型イベントとして開発され、2019年3月にMSF日本事務局や関東、関西の大学など5カ所で開催し、約1,000人が参加。参加者からは「南スーダンの大変な状況をよく知るきっかけになった」「謎解きとしても楽しめる」といった反響があり、より多くの人が参加できるように、自宅で手軽に体験できるゲームとして制作したという。
ゲームは4人1チーム(1人でも参加可能)となり、南スーダンに派遣されたMSFのスタッフとして紛争の被害状況の調査や、病院・避難民キャンプでの医療援助を通して次々に発生する難題を解決し、1人でも多くの命を救うことを目指す。参加には専用の「謎解きキット」と、筆記用具、YouTube動画を見られる端末、LINEアプリの使用が可能なスマートフォンの用意が必要となる。価格は1,210円、送料別。
特設サイト:https://www.msf.or.jp/news/special/nazotoki-ssd/index.html
申込サイト:https://huntersvillage.jp/quest/kokkyounakiisidan