サントリーウエルネス生命科学研究所は9月4日、40代以上のミドル・シニア層男性のスキンケア習慣が、肌体感の改善と幸福度の上昇に影響する事を解明したと発表した。

  • スキンケア習慣による肌体感の変化

同研究所では、40歳以上65歳未満のスキンケア習慣(日焼け止めを除く)のない健常男性71人を対象に、サントリー独自の「WOW高浸透型エマルジョン」技術を用いたサンプルによる試験を実施。

サンプルを1日2回(朝晩洗顔後)、30日間顔全体に塗布してもらい、使用前・使用開始から10日後および30日後に、肌体感と心理評価(主観的Well-being)をアンケートにて調査した。

その結果、肌体感については、サンプル使用開始から10日後および30日後に、肌の乾燥・肌のツヤ・顔色の明るさ・肌の脂っぽさ・そり負け・目の下のたるみ・ほうれい線などが有意に改善した事が分かった。

心理評価についても、人生に対する満足尺度・協調的幸福感尺度・心理的Well-being尺度が有意に上昇している。

  • スキンケア習慣による主観的Well-being尺度(人生に対する満足尺度、協調的幸福感尺度、心理的Well-being尺度)アンケート結果の変化

同調査では、ミドル・シニア男性のスキンケア習慣が、人生の満足度や自己肯定感を高め、他者との関係性を築くための一助になる可能性が示唆される結果となった。

研究結果については、9月4日〜7日開催の「IFSCC 2023 congressバルセロナ大会」にて「Skin care habits influence on well-being indices such as interdependent happiness and life satisfaction with improvement in the skin conditions of middle and senior men(スキンケア習慣はミドル・シニア層男性の肌を改善するだけではなく、人生満足度や協調的幸福感などのWell-beingに影響を与える)」の演題にて発表された。