フタバは9月15日、「喪中はがきのマナー」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は8月23日~28日、10〜60代以上の男女200名を対象にインターネットで行われた。

  • 喪中はがきを出す際に最も意識していること

    喪中はがきを出す際に最も意識していること

喪中はがきを出す際に意識していることを聞いたところ、「喪中はがきを出す時期」が最も多く、次いで「喪中はがきを出す相手」、「喪中はがきに書く内容」という結果に。

一方、「喪中はがき関連で非常識なことをされた・してしまったことがある」という人が、約1割もいることが判明。具体的なエピソードを聞くと、「結婚式に招待したところ、添付した返信ハガキではなく、喪中ハガキで喪中の知らせと共に欠席の連絡が来た」「喪中はがきに、投函した本人の近況報告もびっしりと書いてあった」「喪中はがきを出したのは年末になってしまいました」「友人から喪中ハガキが来ていることを忘れていて、新年の挨拶を送ってしまった」など、もらった側も送った側のどちらからも意見が寄せられた。

  • 喪中はがきを受け取ったことはありますか?

    喪中はがきを受け取ったことはありますか?

次に、喪中はがきを受け取った経験の有無について教えてもらったところ、全体の9割近くが「受け取ったことがある」と回答。

喪中はがきを受け取った時の気持ちを聞くと、亡くなった方との関係によって気持ちに変化はあるものの、多くの人が寂しいような気持ちを抱いている一方で、「もらっても対応に困る」という意見も。

そこで、「喪中はがきを送るという日本の文化」について自由回答で答えてもらったところ、否定派の多くは、「メールでもいいと思う」「不要だと思います」「わざわざ専用のものを送るのは少し手間だな」「現代においてはわざわざお知らせしなくてもいいのかな」と感じているよう。

一方、肯定派からは、「故人とその交流があった方との関係を繋ぐ役割だと思い、日本文化の良い所だと思います」「故人を偲ぶと共に、報告やお伝えする方法としてとても丁寧で良い」「年賀状でしかやり取りをしない程度の相手に、身内の不幸の知らせをするにはちょうど良いのではないかなと思います。メールとかでは言いづらいし、ハガキだったらすぐに返信しなきゃとかがないから気楽に感じます」といった声が。

また、どちらでもいい派からは、「出したい者が出し、出したくない者は出さない」「出す出さないについてはもう少し寛容であってもよいと感じています。面倒くさい時もあるので。また、親族を亡くしたばかりの時はそうでなくともやることがたくさんありますので、状況に配慮して出さない人を批判したり貶めたりすることがないと良いように思います」「今は送っても送らなくても、出す人が自分で決めればいい」といった意見が寄せられた。