電通は、「仕事・結婚・子育てに関する意識調査2023」の結果を9月4日に発表した。調査は2023年6月23日〜26日の期間、国内電通グループ横断でSDGsに関するプロジェクトを推進する「電通Team SDGs」のもと、全国の15歳〜64歳までの2,000名を対象に行われた。
はじめに、結婚するかしないかは個人の自由だと考えるかどうかを尋ねたところ、「自由だ(そう思う+ややそう思う)」と考えている人は73.9%だった。そのうち「そう思う」と回答したのは全体平均で42.0%となったが、43歳以上の「X世代以上」は36.4%と最も低く、「ミレニアル世代」の49.4%より13.0ポイント低い結果となった。
また、子どもをもつかどうかは個人の自由だと考えるかどうかについても質問すると、全体平均で69.8%が「自由だ(そう思う+ややそう思う)」と回答。そのうち「そう思う」と回答した人は38.3%だった。
次に、転職は自分の人生を良くするための手段であるかどうかについて尋ねると、全体平均で48.2%が「そう思う(そう思う+ややそう思う)」と回答している。世代別では、「Z世代」が54.6%と最も高く、次いで「ミレニアル世代」(52.8%)、「X世代以上」(43.4%)と続いた。
当面の生計がたてられれば、非正規雇用でもよいかどうかを聞くと、全体平均の30.1%が「そう思う(そう思う+ややそう思う)」と回答する結果に。中でも「Z世代」が38.7%と最も高いことがわかった。
育休や産休の制度について尋ねると、制度がしっかりしている職場で働きたいと考える人(そう思う+ややそう思う)は全体平均で53.5%となり、特に「Z世代」の64.4%は、全体よりも10.9ポイント高い結果となった。
また、結婚したならば子どもをもつ方がよいと考えているかについては、全体平均で34.8%が「子をもつ方がよい(そう思う+ややそう思う)」と回答している。世代別では、「X世代以上」が39.3%と最も高く、次いで「ミレニアル世代」(31.2%)、「Z世代」(27.1%)と続いた。
一方で、子どもができたならば結婚をした方がよいと考える人は全体平均で50.7%(そう思う+ややそう思う)という結果になった。