ビズヒッツが運営するビジネス上の問題解決を考えるメディアBiz Hitsは、2023年7月23日~26日に全国の男女499人に「仕事で自己嫌悪に陥る瞬間」についてインターネットにてアンケート調査を実施した。

  • 仕事で自己嫌悪に陥ることがありますか

全国の男女499名に「仕事で自己嫌悪に陥ることがありますか」と聞いたところ、「頻繁にある」「ときどきある」と答えた人が合わせて81.8%にのぼった。常にミスなく完璧に仕事ができる人はいないし、ずっとメンタルが安定している人もいない。長く仕事していれば、多かれ少なかれ自己嫌悪に陥ってしまうことはあるだろう。

  • 仕事で自己嫌悪に陥る瞬間

続いて、仕事をするうえでどんなときに自己嫌悪に陥るかを聞いた。1位になったのは「ミス・失敗した(198人)」。とくに「確認すれば防げたはずのミス」や「同じミスを繰り返した」などの声が寄せられた。また、注意していたはずなのに間違いが発覚すると、「時間をかけて丁寧にやったのにミスがあるなんて、自分って本当にダメだ」と落ち込む人もいるだろう。何度も同じミスをしたり、注意するよう言われていたのにミスしたりすると、周囲の目も気になるようだ。

2位「仕事がうまくいかない(79人)」、3位「他人と比べてしまう(42人)」、4位「感情的になってしまった(38人)」と続く。「ミス」「仕事がうまくいかない」など、仕事に行き詰まりを感じて自己嫌悪に陥る人が多数。ミスや仕事の遅れが発生すると、上司に叱られたり、周囲に迷惑をかけてしまったりもする。また「感情的になってしまった」「コミュニケーションの問題」など、人間関係がうまくいかず自己嫌悪に陥る人も多いとわかった。

  • 自己嫌悪に陥るとどのような感情になるか

次に、仕事で自己嫌悪に陥るとどのような感情になるかを聞いたところ、「自信がなくなる」「落ち込む」「自分を責める」と答えた人が多数を占めた。自分で自分がイヤになってしまうと、落ち込むし自信がなくなるのも当然。上記のようなネガティブな感情を抱くのは誰にでもあることだが、ネガティブな感情を抱き続けているとよくない。自己嫌悪が強くなりすぎると、暴飲暴食で現実逃避に走ったり、認めてくれる人に依存したりすることもあるといわれている。

  • 自己嫌悪に陥ったときの対処法

そこで、仕事で自己嫌悪に陥ったときの対処法を聞いたところ、1位は「気分転換する(240人)」。気分転換の方法は「好きなものを食べる」「音楽」「運動」「寝る」「休日に出かける」など、好きな方法でストレス解消して、気持ちを新たにしている人も多いことがわかった。職場で一旦席を離れ、トイレに入ったりコーヒーを飲んだりして、気分転換をはかる人もいるようだ。

2位「反省して次に活かす(114人)」、3位「誰かに相談する(36人)」、4位「深く考えすぎず割り切る(35人)」と続く。「気分転換」は全体の半数以上を占めた。嫌な気持ちを早めに忘れようとする人が多いとわかる。また、「反省したあとで気分転換する」という回答も。「自己嫌悪の原因となったミス」「反省すべき点」を忘れるのではなく、「嫌な感情」を忘れるというのがポイントではないだろうか。