ライボの調査機関「Job総研」は8月14日、「2023年 夏の働き方実態調査」の結果を発表した。同調査は、2023年7月26日~7月31日の期間、全国の20~50代の社会人743人を対象に、インターネットにて実施したもの。
はじめに、夏の暑さは仕事のやる気減少に影響するかを聞くと、88.8%が「影響する」と回答。その内訳は、「とても影響する」が37.4%、「影響する」が30.3%、「どちらかといえば影響する」が21.1%となった。
また、同回答者に夏バテを起こし、仕事に影響した経験の有無を聞くと、51.8%が「ある」で、48.2%が「ない」と回答し、「影響あり」と答えた人が過半数を占めた。
夏バテ予防の有無を聞くと、「している」が72.8%、「していない」が27.2%と予防をしている人が7割を超えた。予防として実施していることの上位3つは、「こまめに水分を補給する」が64.5%と最多で、次いで「睡眠をしっかりとる」(62.0%)、「生活リズムを整える」(56.0%)と続いた。
仕事のやる気が最も低下する季節を調査すると、「夏」が46.1%と最多で、「特にない」が21.9%、「冬」が18.6%、「春」が8.6%、「秋」が4.8%という結果に。
夏にやる気が低下する理由を問うと「気温が上がるから」が88.6%と他の項目に大差をつけた。続いて「連休があるから」(5.9%)、「期が変わるタイミングだから」(3.8%)という結果に。
理想の夏の働き方を聞くと、テレワーク派が66.3%となった。一方、実際の夏の働き方を聞くと、「出社のみ」が39.4%、「出社多め」が14.3%、「どちらかといえば出社多め」が14.9%となり、出社派が多めであることがわかった。
夏の働き方で「出社が理想」と回答した人(33.7%)に、出社を希望する理由を聞くと、「一緒に仕事をするメンバーが出社するから」が40.8%で最多となり、次いで「気分転換をしたいから」(30.4%)、「テレワークだと冷房費がかかるから」(26.0%)が挙げられた。
一方、夏の働き方で「テレワークが理想」と回答した人に、テレワークを希望する理由を尋ねると、「外が暑い」が76.1%と最も多く、次いで「移動による汗対策が面倒」「テレワークの方が快適」(各57.8%)が同率で続いた。