俳優の佐藤浩市が、22日発売の月刊誌『JUNON』2023年10月号(主婦と生活社)に登場する。

『JUNON』2023年10月号(主婦と生活社)に登場する佐藤浩市

『JUNON』2023年10月号(主婦と生活社)に登場する佐藤浩市

創刊50周年を記念して行われた特別企画に、同誌約36年ぶりとなる佐藤が登場。インタビューでは、24歳当時の誌面を見ながらの感想や、自身の芸能活動の変遷、25日公開の映画『春に散る』についてもたっぷり語っている。

■佐藤浩市 インタビュー抜粋

――『JUNON』が創刊された50年前、浩市さんは12歳くらいですが、すでに俳優を目指していましたか?

これはいつも言うんですけど、完璧に未必の故意なんですよ。おそらく役者をやるであろうな、という思いが自分のなかにあったとしても、人前で口に出すほど恥ずかしいことはない。友だちの両親とか近所の人とかに「どうせ浩ちゃんは役者さんになるんだからいいわよね」って言われることが、悔しくて、悔しくて。だからもう⼀切、自分から役者になるなんてことは言わなかったですね。

――どんな子ども時代でしたか?

小学校高学年くらいまでは友だちと草野球をやったり、普通でしたね。ひとりで映画を観るようになったのは4~5年生ぐらいからかな。土日にバスで新宿まで行って、中学1年生ぐらいからは本格的に池袋の文芸座地下……紫煙がもくもくの三本立ての三番館ですね。千円札を握りしめて映画館に⾏って。それまでは洋画ばっかりだったのが、急に邦画のB級プログラムピクチャーとインディベンデント映画を観だしたころです。