LIFULLは8月16日、「お酒を飲みにいきたい街」に関する調査結果を発表した。調査は7月21日~24日、都内在住で飲酒頻度が「毎日」「週5〜6回」「週3〜4回」「週2回」の20~60代男女557人を対象にインターネットで行われた。

1人飲みに行きたい街トップ3は上野・浅草・葛西

  • 「お酒を飲みに行きたい街」ランキング

    「お酒を飲みに行きたい街」ランキング

都内で「お酒を飲みに行きたい街」を聞いたところ、1人飲みの場合では1位「上野」、2位「浅草」、3位「葛西」、複数人で飲みに行く場合には1位「上野」、2位「新宿」、3位「浅草」という結果に。アメ横を中心に、連日連夜にぎわう「上野」が1人飲み・複数人飲みともに1位に輝いた。

また、「吉祥寺」「錦糸町」「新橋」など飲み屋街として名高い地域が上位にランクインしたほか、下町情緒の中、リーズナブルな価格でお酒が楽しめるお店が多い「葛西」と「金町」が共通してランクインした。

  • 「1人でよく飲みに行く街」ランキング

    「1人でよく飲みに行く街」ランキング

次に、「1人でお酒を飲みに行く地域はどこですか?」と尋ねたところ、50代・60代のベテラン層では、「新宿」「上野」「池袋」「新橋」とビジネス街がランクインしたのに対し、20代・30代の若年層では「葛西」や「金町」など都心のベッドタウンとなる地域が上位に。ベテラン層に人気の街と比較すると、両地域の家賃相場は比較的手ごろなため、若年層でも住みやすく、近所に1人でふらっと飲みに行ける街として票を集めたよう。

では、実際に、お酒を飲みに行きやすい環境を考慮して住まい探しを行なう人は多いのだろうか。「周辺に居酒屋やバーがあるなど、お酒を飲みに行きやすい環境を考慮して住まい探しを行なったことがありますか?」と尋ねたところ、約2人に1人が「ある」(45.4%)と回答。「ある」と回答した人の内訳を飲酒頻度別で見ると、「毎日」が39.9%、「週5~6回」が28.5%、「週3~4回」が20.9%、、「週2回」が10.7%となり、飲酒頻度が高い人ほど飲みに行きやすい環境を考慮して住まい探しをした経験があることがわかった。

お酒を飲みに行きたい×家賃が安い街は?

  • 千鳥足圏内(徒歩20分圏内)の家賃が安い駅ランキング

    千鳥足圏内(徒歩20分圏内)の家賃が安い駅ランキング

次に、「居酒屋・バーなどでお酒を飲んだ後、徒歩で自宅まで帰る場合、許容できる徒歩分数はどれくらいですか?」と質問したところ、「20分程度」が最多に。そこで、今後(も)飲みに行きたい街ランキングにおいて1位~10位に入った街付近の駅から徒歩20分圏内を「千鳥足圏内」と定義し、「千鳥足圏内」の物件の家賃相場が安い駅をランキング化した。

その結果、唯一6万円台だった「金町」(67,000円)が1位を獲得。続く2位は「葛西」と「亀有」(ともに71,000円)、4位には「吉祥寺」(77,000)がランクイン。家賃を抑えながら浮いた分のお金でお酒を楽しめるエリアとして、8万円以内におさまる地域が上位に並んだ。