「免疫力」がかつてないほど重要視される昨今、銭湯を中心に新たな免疫ケアのムーブメントが生まれようとしている。
キリンビバレッジと全国浴場組合は現在、新たな健康習慣を提案する「Wでととのうプロジェクト」を展開している。これに伴い8月8日、「銭湯・サウナ×おいしい免疫ケアで“Wでととのう”プロジェクト」トークイベントが東京都練馬区にある天然温泉「久松湯」で開催された。
イベントには元SKE48でタレントの須田亜香里さんも出席し、免疫ケアの重要性を訴えた。
▼約12万本の「おいしい免疫ケア」を提供するプロジェクト
今年の5月以降、ついに銭湯やサウナでも人数制限が撤廃されるなど、徐々に世の中はコロナ禍から脱しつつある。同時に、コロナ禍を経たことで人々の健康や免疫力への関心は以前より高まっているとも言われている。
そこでキリンビバレッジは全国浴場組合とタッグを組み、「銭湯・サウナ」で身体をととのえながら、「おいしい免疫ケア」でも身体をととのえるという健康新習慣を提案すべく、「Wでととのうプロジェクト」を発足した。
具体的には、東京や神奈川、大阪を始めとした約200施設以上の銭湯やサウナで、約12万本の「キリン おいしい免疫ケア 100mlペットボトル」の提供やポスターを掲示することで、新たな健康習慣の啓発を行うプロジェクトである。
8月8日のトークイベントには須田亜香里さんの他に、「立川湯屋敷 梅の湯」の店主で全国浴場組合の副理事長も務める佐伯雅斗さん、プロサウナーのサウナ師匠(秋山大輔さん)らが登壇した。
佐伯副理事長は現代における銭湯の意義について、「大きな風呂に入ることで身体も心もリラックスできるし、年配の方と若い方が銭湯でコミュニティケーションをとることによって日頃のストレスなども緩和されています」「銭湯に入るだけでなく、銭湯に来るだけでも免疫ケアに繋がっていると思います」と語った。
また、「入浴自体が免疫ケアに効果的と言われていますが、風呂上がりに何を摂取するかといったことはあまり注目されずにいました」と指摘。「今後は、風呂上がりに『おいしい免疫ケア』を飲むのがひとつの定番として確立してくれたらありがたいと思います」と期待を膨らませた。
サウナ師匠は早熟のベテランで、学生時代からすでに「ととのう」という体験にハマっていたそうだ。
「サウナのととのうと元気になるといいますが、『元気』という言葉は、『元の気に戻る』と書くんですよね。つまり、自分のもともとのポテンシャルに気づいて、ゼロにリセットされることが『ととのう』ということだと思うんです」
さらにサウナ師匠は、「サウナに入ることも免疫ケアすることも、健康を維持するうえでは大切なこと。僕も免疫が低下していると感じたときは、サウナに入って免疫を戻すように心がけています」と主張。
「サウナに入った直後、身体がゼロにリセットされたときにこそ、身体にいいものを取り入れたいですよね。サウナと『おいしい免疫ケア』がセットになって、“ダブルでととのう”ことがムーブメントになれば、日本の幸福度も上がっていくのではないかと思います」と力説した。
須田さんは、「20代前半はニキビや肌荒れで悩んでいましたが、お風呂やサウナで汗を流すことを意識し始めてからは肌の調子も良くなったし、心から元気になっていく感覚を実感しました。以来、普段の入浴でも免疫ケアすることを意識しています」と振り返る。
また、「Wでととのうプロジェクト」についても全面的に支持し、「仕事や人間関係で人のために頑張ることはあっても、なかなか自分に優しくするのは難しいと思います。だからこそ、自分のためにサウナや入浴を習慣化し、その後に『おいしい免疫ケア』を味わってもらうことで、ダブルでととのってもらえればと思います」とアピールした。
まだサウナについては初心者だという須田さんだが、「今までひとりで行くことが多かったのですが、SKE時代の後輩の子と初めて一緒に行きました。石川花音ちゃんという子です。ふたりで裸の仲で(サウナに)行くのも楽しかったです」と回想。
一緒にサウナに入りたい相手については、「地元でもお仕事でもすごくお世話になっている、スピードワゴンの井戸田さんです」と語り、「井戸田さんが昔から『サウナいいよ』と話していたのですが、私もやっとサウナが好きになったし、いろいろと知っていきたいので、(男女で入れるサウナに)一緒に入ってほしいなと思います」と告白した。