きたるお盆休みに向けて、旅行やアウトドアの計画を立てている人も多いのではないでしょうか。楽しみな計画を目の前に、頭を悩ませるのがパッキング。特にかさばる衣類やタオルは、少しでも減らして荷物をコンパクトにまとめたいですよね。

そこで今回は、「旅先で洗濯できて着回しに便利」とSNS上でも話題になっている「アタックZERO どこでも袋でお洗たく」をレポート。汚れ落ち・使いやすさともに、どれくらいの実力なのか、自宅で検証してみました!

  • アタックZERO どこでも袋でお洗たく

    アタックZERO どこでも袋でお洗たく

■「アタックZERO どこでも袋でお洗たく」とは?

「アタックZERO どこでも袋でお洗たく」とは、その名の通りどこでも洗濯ができる商品。ドラッグストアやホームセンターなどでの取り扱いが少ないことから、今回はAmazonにて1,480円で購入しました(値段は店舗やサイトによって異なります)。

中には1枚の洗たく袋と、使い切りサイズのアタックZEROが3つ入っています。袋に水と洗剤、衣類を入れることで、つけおき洗いまたはもみ洗いができます。

  • 商品内容は、洗たく袋1枚、使い切りサイズのアタックZERO3つ

    商品内容は、洗たく袋1枚、使い切りサイズのアタックZERO3つ

洗たく袋は、ポリエチレン・ナイロン製で、水圧やちょっとした衝撃では破けないような頑丈なつくり。水は最大で5L入る仕様となっており、それに伴って袋のサイズも縦31.5cm×横33cmと少し大きめ。ですが、折り畳むことができるため、持ち運びの際にストレスは感じません。

  • パッケージの裏側には、使い方に加え、洗剤や衣類の目安が記載されている

    パッケージの裏側には、使い方に加え、洗剤や衣類の目安が記載されている

袋の表面には、洗い方と水の目盛り線が載っており、手順の検索や水の計測が不要な点も◎! ただし、パッケージの裏側に記載されている、洗剤と衣類量の目安は、洗たく袋には記載されていないので、慣れるまではパッケージの裏側の写真を撮るなどして都度、見返すのがおすすめです。

「衣類を入れすぎた」「洗剤が少なすぎた」といった量の間違いを防ぐことで、しっかりとした洗浄効果を得ることができますよ。

■手軽さは!? 実際につけおき洗いをしてみた

それでは実際につけおき洗いをしていきます! 洗濯する衣類は、水5Lに対して、入れる衣類の目安は次の通り。

・タオル(小)2枚・靴下2足・パンツ2枚
・子供用水着2枚・スイミングキャップ2枚
・大人用ズボン1枚

また、ファスナーやホックなど、とがったものは袋が破れる原因になるようなので注意が必要です。そこで、今回は水で落ちない汚れが付着したトップスと、匂いが気になるタオル(小)2枚を洗ってみることにしました。

  • 赤丸部分が水でも落ちない汚れ

    赤丸部分が水でも落ちない汚れ

手順としては、まず袋に水と洗剤を入れていきます。水5Lに対して、洗剤の推奨量は1.7g(ティースプーン1杯程度)とのことですが、付属している洗剤の量は10g……。

  • 危うく、10gの洗剤をそのまま入れかけた

    危うく、10gの洗剤をそのまま入れかけた

1.7gを正確に計るのは面倒だったので、今回は洗剤の約5分の1を使うことにしました。外出先で使用する際は、事前に使う量を小分けにしておくことで、現地で洗剤を計る手間を省けそうです。

  • 水5Lに対し、洗剤1.7gを入れる

    水5Lに対し、洗剤1.7gを入れる

水と洗剤を入れたら、洗濯したい衣類を入れていきます。衣類がしっかりと水につかるように、手で沈めていきましょう。

  • 水に洗濯物を沈めていく

    水に洗濯物を沈めていく

衣類を入れたら、チャックを閉めて30分〜1時間程度待つだけ。チャックは3重になっており、倒れてもこぼれにくいのが嬉しいですね。

  • 今回は1時間程度放置してみることに

    今回は1時間程度放置してみることに

時間が経ったら、キャップを外して排水します。洗剤にアタックZEROを使用した場合は、1回のすすぎがおすすめとのことですが、私の場合は洗剤の匂いが強く残ってしまったため、もう1回水を入れてすすぐことにしました。ちなみに泡が残る場合も、繰り返しすすいだ方がいいとのこと。

  • キャップからは水がスムーズに排水される

    キャップからは水がスムーズに排水される

すすぎ終わったら、日当たりのいい場所や風の当たる位置に洗濯物を干して終了! 洗濯機と違って脱水はできないので、干す前にしっかりと水気をきりましょう。

ちなみに個人的な意見ではありますが、袋も衣類と一緒に乾かしてしまうのがおすすめ。私はボトムスハンガーで袋の口を開けて、洗濯物と一緒につるしました。

  • キャップも外して風通しをよくすると乾きやすい

    キャップも外して風通しをよくすると乾きやすい

外出先であれば、ホテルのハンガーを活用する、口を広げて飛ばないようにおもりを置くなどで、簡単に乾かすことができそうです。袋を拭く手間を省くことで、後片付けがぐんと楽になりますよ。

■つけおき洗いの実力はいかに!? もみ洗いにも挑戦!

次の日の朝、洗濯物を取り込んで仕上がりを確認。

  • 汚れも匂いもすっきり

    汚れも匂いもすっきり

トップスに付着していた汚れがキレイに落ちている! タオルについた匂いもすっかりなくなっており、洗濯機を使用したかのようなクオリティで洗濯をすることができました。

これなら外出先に持っていくことで、汗や匂いを気にせず、安心して着回しができそうですね。つけておくだけなので、観光や食事の時間を活用して洗濯できる点も、便利だと感じました。

ちなみに、水の量を1Lにしたうえで、洗剤や衣類の量も少なめに調整すれば、もみ洗いも可能。試しに洗剤0.4gを入れて、日中使用したハンカチと、汚れ落ち検証のためポン酢で汚した靴下2足を洗ってみます。

  • わかりやすく汚れた洗濯物がなく、泣く泣くポン酢をかけるハメに

    わかりやすく汚れた洗濯物がなく、泣く泣くポン酢をかけるハメに

もみ洗いの場合は、水と洗剤を入れ、袋の中の空気を抜いてからチャックを閉めます。このとき圧縮袋のように袋を倒して空気を抜くと、水がこぼれてしまうので要注意! 袋を立てたまま、ゆっくりと空気を抜きましょう。

  • 袋を倒さずに、空気を抜くのが意外と大変

    袋を倒さずに、空気を抜くのが意外と大変

チャックがしっかりと閉まっていることを確認したら、袋の上から衣類をもんでいきます。

  • 3重とはいえ、水が漏れそうでちょっと怖い

    3重とはいえ、水が漏れそうでちょっと怖い

もんでいる最中、水圧でチャックが開きそうでヒヤヒヤ……! また、衣類をもむといっても袋の上からになるため、力一杯というよりも優しくもむ必要があります。

そうして洗ってみた結果はというと……汚れや匂いがキレイに落ちて、すっきり! クオリティとしては、つけおき洗いとそこまで変わらない印象です。

  • 色移りが気になる場合、濃い汚れのものを分けて洗濯しても◎

    色移りが気になる場合、濃い汚れのものを分けて洗濯しても◎

ですが個人的には、洗濯の量も限られ、ちょっと手間を感じることもあり、「時間がない」といった理由がない限りは、つけおき洗いで対応したほうがよさそうと感じました。

■まとめ

外出先で簡単に洗濯できる「アタックZERO どこでも袋でお洗たく」をご紹介しました。

洗剤を計ったり、衣類の量に制限があったりするものの、洗面台やバケツを使用しなくても洗濯OKなのがうれしいポイント。また、ストレスなく持ち運べる点が"旅先のお供"として頼もしいと感じました!

服の着回しが難しいこの季節。こちらの商品を活用することで、荷物を減らすことができ、身軽に旅を楽しむことができるはず。

お盆休みも目前! ぜひ予定している泊まりがけの外出に、利用を検討してみてはいかがでしょうか。