麺食は、「喜多方ラーメン坂内」を、米国カリフォルニア州サンディエゴに、現地時間の7月1日にオープンした。

これまでカリフォルニア州に4店舗、イリノイ州に2店舗を展開しており、カリフォルニア州では5店舗目、アメリカ全土では7店舗目の出店となる。サンディエゴ・カーニーメサは1年を通して温暖な気候で、避暑地として訪れる方が多い地域。出店したのは中心地からは少し離れたエリアで、周辺は多くのアジア系食料品店のほか、フードホール、韓国焼肉、四川料理店などのレストランが多い。出店計画より約5年、パンデミックを経て満を持してのオープンとなった。

海外では、ラーメン店はファストフードではなくレストランとして浸透しているが、「喜多方ラーメン坂内」は、地元喜多方市のラーメン文化のように、敷居を高くせず、暮らしの中の一部として寄り添えるような商品・サービスと空間を提供していくという。

海外のラーメン店ではこってりとした白濁した豚骨スープが主流だが、喜多方ラーメンは透き通った豚骨スープをベースにしたあっさり醤油味のスープと、一般的な麺より水分量が多くもちもちとした食感の熟成多加水麺が特徴。海外出店に際しても、国内で提供している商品、サービスのクオリティをそのまま現地の人々に提供するため、骨格であるスープや麺には米国向けの大きなアレンジは加えず、トッピングやサイドメニューを楽しんでもらえるようバリエーションを増やした。

また、多様な食生活にも対応できるよう、ヴィーガンラーメンも用意した。店内はどの席からも見渡しやすいオープンキッチンを構え、調理の様子も楽しめるライブ感と、広々とした導線でくつろぎやすいソファ席なども構えたレイアウトとなっている。

グランドオープン当日には行列ができ、活気ある大盛況な1日となったという。