こどもりびんぐは7月24日、「今どきのママ・パパ お金に関する気持ちと実情」白書を発表した。調査期間は2月18日~3月16日、調査対象は「あんふぁんWeb」「ぎゅってWeb」会員で全国の小学生以下の子どもを持つ保護者、有効回答は570人。

  • 左から、保有金融資産/物価高などの影響で見直したものはありますか?

まず、保有金融資産(不動産を除く)を聞くと、1,000万円以上が約20%いる一方、約25%は300万円未満にとどまることがわかった。

次に、物価高などの影響で見直した項目を尋ねると、1位「食費」(49.6%)、2位「光熱費(使用法の工夫)」(45.8%)、3位「通信費」(29.8%)となった。

将来の学費・老後資金については、ともに7割以上が「不安」と回答。将来の学費のため方(未就学児の親が対象)としては、1位「普通預金」(62.5%)、2位「学資保険」(34.5%)、3位「定期預金(積立/外貨定期含む)」(23.8%)と続いた。

一方、老後資金をためる手段(老後資金をためている人が対象)については、1位「預貯金」(57.8%)、2位「保険」(47.9%)、3位「NISA」(30.8%)となり、将来の学費・老後資金ともに「普通預金」「保険」がトップ2に入った。

  • 左から、お子さんの将来の学費はどのようにためていますか?/老後資金をためる手段はなんですか?

また投資については、「リスクが怖い」「独学で学ぶ時間がない」など、ネガティブなイメージを持つ人が8割弱を占めた。同調査では「投資に限らず、学校教育において金融教育をあまり受けてきていないこの世代のママ・パパには、今こそ『金融リテラシー』が必要なのではないか」と指摘している。

■出典元
2023年2月 シルミル研究所「今どきのママ・パパ お金に関する気持ちと実情」
(親・子ども・園のデータ:株式会社こどもりびんぐ調べ)