神楽坂発酵美人堂・清水紫織さんの、取り分け発酵離乳食 #3「固形食への移行期にぴったり!『鶏ひき肉と里芋の味噌煮』」

——清水さんは、離乳食から普通の食事へどのように移行していきましたか?

清水さん
赤ちゃんの様子を注意深く観察しながら、徐々に固さのあるものに移行しました。今回の里芋のように柔らかく煮ても形を維持できる食材だと、手づかみ食べもしやすいです。長男は特に食に対する好奇心が旺盛だったので、作り甲斐がありましたね。ただ、不思議なもので子どもは同じものばかり好んで食べる時期がある気がします。もちろん個人差はあると思いますが。同じものばかりを食べる息子に、最初はバランスなどを考えてしまって悩むこともありましたが、そのうちに満足したように次のお気に入りの食材に移っていったので、あまり神経質に考えないようになりました。そのときは気に入らなくても、色んな味が存在することを経験させてあげておくのは大切だと思います。