ナリス化粧品は6月28日、「髪や肌についての意識調査」の結果を発表した。調査は5月23日~6月1日、全国の30歳~69歳の女性2,007名(5歳刻みごとに230~260名)を対象にインターネットで行われた。

  • 髪・肌(顔)・肌(体)の自身の境目

    髪・肌(顔)・肌(体)の自身の境目

自身の髪・肌(顔)・肌(体)に対する自信について聞いたところ、「とても自信がある」「自信がある」と回答した人の割合は、「髪」が20.4%、「肌(顔)」が19.4%、「肌(体)」が17.8と、いずれの部位も2割程度と低いことが明らかに。これを年齢別にみると、「髪」や「肌(体)」は、30代では3割近い人が自信があると答えているのに対し、40代以降では2割程度に減少していることから、「髪」や「肌(体)」の自信の境目は“40歳”であると言える結果に。

一方、「肌(顔)」では、35代後半が最も自信がある人の割合が多く3割程度、それ以外の世代は2割程度となり、最も自信がある人の割合が少ないのは50代後半の世代という結果に。また、40代前半の世代は自信がある人は2割を超えているのに対し、40代後半では16.6%までに減少。それ以上の年代はすべて2割以下であるため、「肌(顔)」の自信の境目は45歳であることがわかった。

  • 髪・肌(顔)・肌(体)の悩み

    髪・肌(顔)・肌(体)の悩み

続いて、「髪」「肌(顔)」「肌(体)」のそれぞれの部位について悩みの有無を聞いたところ、すべての部位で8割以上の人が「悩みがある」ことが明らかに。これを年齢別にみると、40歳~54歳の世代は9割近い人が何らかの「髪」の悩みを持っており、また、「肌(顔)」では、40代前半~60代前半までおおむね9割の人が悩みを持っており、「髪」よりも悩みがある人の年令幅が広いことがわかった。

また、これら3つの部位をケアしているか否か聞いたところ、「ケアしている」の割合が高い順に「肌(顔)」(59%)、「髪」(53.6%)、「肌(体)」(36.9%)となり、悩んでいると答える人よりもケアしていると答えた人の割合が大幅に少ない結果となった。

  • 髪の悩み

    髪の悩み

次に、「髪」の悩みについて聞いたところ、圧倒的に「白髪」(67.7%)が多く、次いで「癖がある」(44.6%)が多く、それ以外の項目はすべて3割未満で、細かな悩みが多岐にわたることが判明。

「白髪」については、30代前半で26%が悩みとして挙げており、30代後半になると46.3%までに激増し、40歳以上になると悩みの1位はすべて「白髪」に。また、白髪に悩んでいると答えた1,312名に、「白髪を染めていますか?」と聞くと、62.2%が「美容院などで白髪染めをしている」(28.9%)あるいは「自分で白髪染めをしている」(33.3%)と回答し、美容院で染める派よりも、自分で染める派の方が多数派であることが明らかに。

さらに、白髪に悩んでいると答えた女性に、将来の髪について聞いたところ、「白髪染めをして黒い髪でいたい」が最も多く44.3%。次いで「できれば白髪染めをしたくない」(33.8%)が続き、「白髪染めはしなくて良い」と答えた人は12.5%にとどまった。