ペットメディカルサポートは6月7日、「犬と猫のマイクロチップ装着に関する意識・実態調査2023年」の結果を発表した。調査期間は4月26日~5月2日、調査対象は同社の保険契約者で補償開始が2023年2月の犬・猫の飼い主、有効回答は440人。
2022年6月1日に施行された改正動物愛護管理法により、ペットショップやブリーダーなどで販売される犬や猫のマイクロチップ装着が義務化された。そこで、業者のマイクロチップ装着義務化を知っているか聞くと、「はい」と答えた割合は、犬の飼い主で89%、猫の飼い主で82%と、2022年5月調査(犬78%、猫71%)と比べてともに11ポイント増加した。
一方、個人のマイクロチップ装着の努力義務を知っている割合は、犬の飼い主で88%、猫の飼い主で78%と、こちらも前年調査(犬77%、猫70%)からそれぞれ増えたことがわかった。
また、マイクロチップの装着状況をみると、「装着している」と回答したのは、犬の飼い主で76%、猫の飼い主で43%と、前年調査(犬60%、猫30%)からともに増加した。
最後に「マイクロチップを装着していない」と答えた飼い主に、今後のマイクロチップ装着予定を尋ねると、犬の飼い主の場合は、「予定なし」が53%、「悩んでいる」が44%となり、「予定あり」はわずか3%。一方、猫の飼い主の場合は、「予定なし」が51%、「悩んでいる」が43%と続き、「予定あり」は6%にとどまった。