マイボイスコムは、20回目となる「マンションのブランド」に関する調査結果を5月31日に発表した。調査は5月1日~5日の期間、9,539名を対象にインターネットで行われた。
はじめに、分譲マンションの購入経験者・意向者は3割弱という結果に。「以前(4年以上前)購入した」が18.8%、「将来(4年以上先)購入したいと思う」が4.1%、「最近(3年以内)購入した」「近々(3年以内)購入したいと思う」が各2%となっている。
マンションの購入経験者・意向者の重視点(複数回答)を尋ねると、最多は「生活環境の利便性」(65.8%)。次いで「最寄駅からの距離」が65.1%、「日当たり・採光」(58.1%)、「間取り」(54.4%)と続いた。「日当たり・採光」「住居の向き」「生活環境の利便性」「地域の治安」「間取り」は女性、「通勤・通学のしやすさ」は30~50代で高いことが明らかになった。
また、マンションの購入経験者・意向者の購入時の情報源は(複数回答)、「住宅情報サイト、比較サイト」が39.4%で最も多く、その他「マンション販売会社のサイト」「展示場・モデルルーム」が各3割強という結果になった。
知っているマンションブランド(複数回答)は、「ライオンズマンション」が51.7%で最多。次いで「プラウド」「ザ・パークハウス」が各30%台、「グランドメゾン」が29.0%、「サーパス」「レーベン」「ブリリア」が各2割強という結果に。
最も住んでみたいマンションブランドは、「プラウド」が7.3%、「グランドメゾン」「ザ・パークハウス」「ライオンズマンション」が4~5%。近畿では「ジオ」、北陸・中部・中国・四国・九州では「グランドメゾン」が1位になった。
「プラウド」の具体的な選択理由には「鉄骨製作に就労しています。製品品質が非常に高く、検査も厳しいです。高品質であると考えます」といった声が寄せられた。そのほか、「グランドメゾン」の選択理由には「今の賃貸であるシャーメゾンのアパートの住み心地が良いため。きっとマンションも同じくらい良いと思う」との意見があがった。
条件がほぼ同じだと仮定した場合、一戸建てとマンションのどちらに住みたいかを聞くと、「一戸建てに住みたい」と回答したのが53.8%だったのに対して、「マンションに住みたい」は20.5%となった。「一戸建てに住みたい」は男性高年代層で高く、また、北陸や四国では各7割弱となった。また、女性60~70代では、「マンションに住みたい」が3割前後という結果に。
マンションに住みたい人の理由は(複数回答)、「セキュリティが充実している」「設備のメンテナンス・清掃などの負担が少ない」「機密性、断熱性が高い」が各40%台、「設備が充実」「耐震性が高い」などが各30%台となった。