女優の広瀬すずが主演を務める映画『水は海に向かって流れる』(6月9日公開)の本編映像とオフスタイル写真が3日、公開された。

  • 左から広瀬すず、大西利空

    左から広瀬すず、大西利空

同作は田島列島氏による同名漫画の実写化作。高校への通学のため、叔父の家に居候することになった高校1年生の直達(大西利空)は、親に黙って脱サラしたマンガ家である叔父(高良健吾)、女装の占い師(戸塚純貴)、海外を放浪する大学教授(生瀬勝久)、そしてどこか冷めていて笑わない26歳のOL榊さん(広瀬)と、曲者揃いの人物とシェアハウスで暮らすことになる。共同生活を送るうち、日々を淡々と過ごす榊さんに淡い思いを抱き始める直達だったが、「恋愛はしない」と宣言する榊と自分との間には思いも寄らぬ因縁があることを知る。

5月10日に行われた完成披露試写会では、今までにない“年上のお姉さん”な、広瀬の新たな一面が見られると、同世代の女性がときめいている感想が多かったという同作。今回オトナ女子を演じる広瀬だからこそのシーンもふんだんに散りばめられており、榊さんのツンデレなシーンを公開。仕事帰りひとり歩いていた榊さんが、土手に座り込みなにやら悩んでいる様子の直達を見つけ近づいていき「直達くん。どうしたの」と聞くと、直達は「反省」と一言つぶやく。

「榊さんの言うことを聞いていればあんな無神経なこと……」と、どうやら恋愛でなにかあった様子で、榊さんは「さては告白されたね?」と10歳年下の直達にいたずらっぽく話し、続けて「派手に浮つけよ!」とアドバイス。いつものクールな姿とは違い、表情も少し緩んでいる榊さんだが、直達がじっと見つめ黙っていると、「なに」とハッとしたようにいつもの様子にすぐ戻ってしまう。しかし「半分持ちたいって言ってくれて、うれしかった。ありがとう」と初めて直達への素直な気持ちを口にし、映像の最後には「安心してリア充におなり」と、直達の頭をポンとする、年上のお姉さんのやさしさが映し出される。

さらに「色々な髪型と服装の榊さんがかわいかった」というアンケート結果にもあるように、シェアハウスの中だからこそどこか抜けていたり、かわいらしいオフスタイルのファッションとヘアがわかる写真も公開された。

(C)2023映画「水は海に向かって流れる」製作委員会 (C)田島列島/講談社