リンナイは4月28日、「疲労と睡眠に関する意識調査」の結果を発表した。調査は4月15日~16日、20~69歳の在宅勤務が選択可能なフルタイム正社員1,000名を対象にインターネットで行われた。
睡眠不足の有無を尋ねたところ、74%が「睡眠不足を感じている」ことが判明。中でも、30代では男女ともに8割を超えた。
睡眠不足を感じている人の普段の睡眠時間は、平日5~6時間(33%)、休日6~7時間(30%)が最も多く、就寝時刻は平日・休日ともに24時台(それぞれ29%、28%)、起床時刻は平日が6時台(37%)、休日は7時台(25%)と、睡眠不足を休日に補っている人が多いよう。
また、睡眠不足の実感の有無と、平日の睡眠時間を比較したところ、最も多い平日の睡眠時間は、睡眠不足を“感じている”と5~6時間未満(33%)であるのに対して、“感じていない”場合は6~7時間未満(38%)という結果に。睡眠不足の境目は6時間であり、6時間未満の睡眠でも負担を感じない「ショートスリーパー」の割合は1割以下だった。
次に、五月病に代表される連休明けの体調不良について聴取したところ、「連休明けに体調不良を感じたことがある」人は55%。特に多い症状は、「疲れやすい」(38%)、「だるい・身体が重い」(37%)で、連休で身体を休めているはずなのに、なぜか疲れやすくなっている人が多い結果に。
また、連休明けに体調不良を感じたことがある人のうち、「仕事に影響した」人は44%。具体的には「電車を乗り過ごした」「寝坊して遅刻した」「仕事がはかどらなかった」「勤務中のあくびが止まらなくなった」といった影響が。
そこで、連休明けの体調不良に対する対処法を教えてもらったところ、「生活リズムを整える」(42%)が最も多く、次いで「睡眠環境を整える」(34%)、「栄養バランスのとれた食事をとる」(30%)と続いた。
次に、睡眠の質に影響するとされる「ブルーライト」や「カフェイン」について調べたところ、スマートフォンやパソコンの使用時間は「8時間越え」が最多の44%。また、1日に飲むコーヒーの量は「1~2杯程度」(35%)が最も多いものの、4人に1人が「3~5杯程度」(24%)、中には「6杯以上」(5%)という人も見受けられた。
また、マスク着用によるストレスについて聞くと、20代は男女ともに「マスクを着けることがストレス」(男性43%、女性41%)と回答したのに対し、40代女性は「マスクを外すことがストレス」(40%)と回答するなど、性年代によって違いが見られた。