ユーグレナは4月20日、「経済や政治に関して公平性を好む遺伝子タイプが多い都道府県(出生地)ランキング」を発表した。調査は3月、「ユーグレナ・マイヘルス」と「ジーンクエストALL」の遺伝子解析サービス利用者2万1,371人のゲノムデータをもとに算出した。
コーネル大学を含む研究グループによると、経済的なリスクの許容度や公平性、経済政策や環境政策など10個の指標について、それぞれ関連する遺伝子型を調査した結果、「SNP:rs10204325」という遺伝子型で「T」を持っているほどより公平性を好む傾向になるという。
今回解析した項目では、公平性を好む程度を定量化したスコアについての結果を表示。ゲノムデータ「経済・政治の関心(SNP:rs10204325)」の項目について、「より公平性を好むタイプ(遺伝子型:TT)」に該当する人と「公平性を好むタイプ(遺伝子型:CT)」に該当する人の割合を足して、都道府県ごとに算出している。
その結果、公平性を好む遺伝子タイプの人の割合が相対的に高い都道府県は、「宮城県」(51.33%)が1位となった。
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経済や政治に関して公平性を好む遺伝子タイプが多い都道府県(出生地)ランキング
次いで、2位「滋賀県」(50.68%)、3位「大分県」(48.30%)、4位「香川県」(47.28%)、5位「石川県」(47.00%)、6位「山形県」(46.24%)、7位「富山県」(45.60%)、8位「京都府」(45.39%)、9位「熊本県」(45.36%)、10位「福井県」(45.04%)がトップ10入り。
また、人種別にみると、割合が多い順に、「南アジア集団」(62.9%)、「ヨーロッパ集団」(56.8%)、「ラテンアメリカ集団」(55.0%)、「アフリカ集団」(45.5%)、「アジア集団」(38.5%)という結果に。なお、今回調査の日本人における「より公平性を好むタイプ(遺伝子型:TT)」に該当する人と「公平性を好むタイプ(遺伝子型:CT)」に該当する人の割合を足した数値は、38.1%だった。
