ライボの調査機関「Job総研」は4月10日、「2023年 賃金格差の実態調査」の結果を発表した。調査期間は3月20日~29日、調査対象は1年以内~10年以上勤務している社会人で20人~1,000人以上規模の会社に所属している人、有効回答は148人。

  • 「2023年 賃金格差の実態調査」

現在の年収額を調べると、「500〜600万円」(17.6%)が最も多かったものの、500万円未満が全体の39.2%を占めた。平均額は615.0万円で、中央値は580万円、最頻値は550万円だった。

  • 左から、現在の年収額。現在の具体的な年収

年収額を男女別にみると、男性の平均額は692.8万円で中央値は640万円、最頻値は550万円。一方、女性の平均額は517.2万円で中央値は460万円、最頻値は380万円となり、平均額の男女差は175.6万円に上った。

年代別では、40代がピークで平均額は804.3万円、中央値は830万円、最頻値は810万円となった。

  • 現在の具体的な年収

現在の年収額に対する満足度を尋ねると、「満足派」は68.3%、「不満派」は31.7%に。また自己評価と年収額とのギャップについては、自己評価より「低い派」が62.9%に上り、「高い派」は31.7%となった。

  • 左から、年収への満足感。年収額と自己評価の違い

自己評価に対する年収額は、「800~900万円」(18.9%)が最多。平均額は732.6万円、中央値は650万円、最頻値は800万円だった。

自己評価額を男女別にみると、男性の平均額は831.1万円で中央値は750万円、最頻値は770万円。他方、女性の平均額は631.7万円で中央値は550万円、最頻値は600万円と、平均額の男女差は199.4万円となった。

  • 具体的な自己評価の年収額